今年3回目のAMM研修 [日記]

9月6日~8日の3日間、ある人材派遣会社でハイブリッド方式(対面で15人+オンライン2人)によるAMM(Adventure for Mental Management=心の冒険)研修を行ってきた。
対象者は、いずれも1~3年他の業界で経験してきた人たちである。
AMMプログラムは、仕事に取り組む心の持ち方をモデル化して、ハイパフォーマーのコンピテンシー(思考特性・行動特性)モデルを学ぶものです。その心のもち方をAdventure for Mental Management (心の冒険)と称して、認知心理学と脳生理学の立場から効果的で楽しい「心の冒険」の仕方を学ぼうとするものです。
これを学ぶことで、無意識のうちに身についた壁(メンタルブロック=リミッター)を外して、<可能性>にチャレンジしていけるようになります。
プログラムは以下のように第一部(2日間)、第二部(1日)の2部構成になっています。
第一部:メンタルマネジメントによる個人目標の達成と自己実現
第二部:組織・集団の中でリーダーシップを発揮して組織目標を達成する
お問い合わせを歓迎します(oda@ad-coach.jp)



コメント(0) 

劣等感について(10-②) [自尊心]

劣等感は比較しなければ起こらない。比較することによってはじめて「自分が他者より劣っている(優れている)」ことを感じる。この傾向は小さい時からの生育の過程で身につけてきた習性だといってよい。親が、他の子どもの良い点と比較して劣っているところを「お前は・・・」と指摘し、言い聞かせてきたことが影響している。親は、善意で自分の子どもに〝あんなになってほしい“と期待してメッセージを伝えているのだ。ところが、子どものほうはその都度「(親の期待に応えられない)自分はダメな人間だ」と思ってしまう。たとえ比較される相手より自分には優れている点があっても関係ない。そして、大きくなっても常に、他人と、しかも自分よりも優れている点と比較する習慣が身についてしまったのだ。
*アドラーは、他者との比較だけでなく、「こうありたいと思う目標」と「目標通りにできない現実の自分」とのギャップに対してもつマイナス感情も劣等感に含めています。
なお、9月6~8日は、ある企業でAMM研修がありますので、この欄は休みます。
*AMMプログラムと講演会に関するお問い合わせは下記へ:oda@ad-coach.jp

コメント(0) 

劣等感について(10-①) [自尊心]

  劣等感について(10-①)
ここで改めて劣等感について考えてみたい。
「人間であるということは、自分が劣等であると感じることである」(『生きる意味を求めて』)と喝破したのは「劣等感」の生みの親と言われるアルフレッド・アドラーだ。すべての人が劣等感をもって生きているということだ。
すなわち、劣等感は自尊心の低い人だけがもつ専売特許ではなく、自尊心の高い人ももつ普遍的な感情だということである。人はみな、比べる対象が違っていても、「誰かと比べて劣っている」ことを認めて引け目や恥を感じているのだ。
比べることが人間の本性だとしたら、劣等感もそれにともなう必然的なことだといえよう。
その場合、アドラーも認めているように、劣等感をもつこと自体は決して悪いことではなく、重要なことはそれをどう扱うかということだ。
*AMMプログラムと講演会に関するお問い合わせは下記へ:oda@ad-coach.jp

コメント(0) 

自尊心が低い人と「競争」(9-②) [自尊心]

自尊心の低い人は、勝ちたいという思いが強いだけに、勝てると思った時には競争しようとしますが、負けそうだと思うと競争を回避しようとします。できることなら自分が劣っていることを認めたくない。そして、劣等感を感じなくても済む道を探そうとします。それは、優劣の差のつかない「他の人と同じ行動」をとることで自分の身を守ろうとするのです。他の人と同じことをすればよい。皆と同じことをしている限り、自分が劣っていることを認めなくて済みます。
そのため、集団の中では決して最初に発言しないし、最初に行動することはない。目立たないようにして他の人の後をくっついていけばよいと考えるのです。
他者に悪く思われたくないので、必要以上に相手(特に強い人)に合わせてしまいます。過剰適応はそのようにして起こってくるのです。
これは、勝たなくても負けない戦術(身のこなし方)と言えましょう。
*AMMプログラムと講演会に関するお問い合わせは下記へ:oda@ad-coach.jp

コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。