マッチング [ジョブ・クラフティング]

Ⅱ.働き方(仕事)の変化―ジョブ・クラフティング   

8. マッチング
次はマッチングです。
これまでの作業を通じて、ジョブ・クラフティングの3つの視点―「仕事のやり方の工夫」、「人間関係の工夫」および「仕事の捉え方の工夫」―で仕事を見直すことで、“自分にもこんなことが出来る”と得意なスキルを活かして仕事に取り組めそうな気がしてくるはずです。これがマッチングのプロセスです。
今までは、“仕事は仕事”と、自分を切り離して受身的に考えていましたが、JCではこれらの結果と自分の得意分野を結びつけてマッチングすることを求めます。すると、これまでの仕事のやり方とは違ったやり方をして取り組んでいる自分の姿が浮かび上がってきます。
3人の石切職人の場合は、「大聖堂を建てている姿」が、東京ディズニーリゾートの掃除スタッフの場合は、「来園者をもてなしている姿」が、それぞれ見えてきます。
あなたも、この一連のプロセスを体験することで、今までとは違った新しい自分の姿を発見できるに違いありません。

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認知クラフティング(仕事の捉え方や考え方に関する工夫) [ジョブ・クラフティング]

Ⅱ.働き方(仕事)の変化―ジョブ・クラフティング    
7.認知クラフティング(仕事の捉え方や考え方に関する工夫)
ジョブ・クラフティングの3番目は認知クラフティングです。
仕事の目的や意味を捉え直したり、自分の興味・関心と結びつけて考えることで、今までと違って、やりがいを感じながら、仕事に取り組むことを目指します。
前回のブログで紹介した「3人の石切職人」のエピソードや、「東京ディズニーリゾート
の掃除スタッフ」の例でわかるように、自分の仕事を退屈な作業と考えるのではなく、
最終的な目的―石切職人の場合は「大聖堂を建てる」、掃除スタッフの場合は「来園者の
おもてなしをする」―を考えて積極的に意義を見出すことでモチベーションを高めること
ができます。仕事には必ず目的があり、自分の仕事について見直してみると、今まで見逃
していた新しい意味や目的を発見できるかもしれません。

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人間関係クラフティング(周囲の人々への働きかけの工夫) [ジョブ・クラフティング]

Ⅱ.働き方(仕事)の変化―ジョブ・クラフティング   

6.人間関係クラフティング(周囲の人々への働きかけの工夫)
ジョブ・クラフティングの2番目は人間関係のクラフティングです。
仕事で関わる人(同僚、上司、顧客、取引業者等)との関係を見直して、その人たちに対する接し方、コミュニケーションのあり方を変えてみることで仕事に新しい見方を加え、もっと楽しく、効果的になることが期待できます。
 仕事は多くの場合、「分業による協業」という形で複数の人が関わっています。そこで前工程、後工程の関係者の人たちと話し合って、自分の仕事の成果がどのように使われ、評価されているか率直にフィードバックしてもらいます。そしてどのようにすれば全体最適になるか知恵を出し合ってみることで、仕事の合理化だけでなく、コミュニケーションもまた人間関係も円滑になることが期待されます。もちろん、そのようなスタンスで作業すれば、仕事の成果も上がってきます。
  
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作業(タスク)クラフティング(仕事のやり方に関する工夫) [ジョブ・クラフティング]

Ⅱ.働き方(仕事)の変化―ジョブ・クラフティング   

5.作業(タスク)クラフティング(仕事のやり方に関する工夫)
ジョブ・クラフティングで最初にやることは、タスク・クラフテイングです。
一般的に、仕事(ジョブ)は複数の作業(タスク)から成り立っていて、会社や上司から仕事を与えられるとき、作業のやり方まで細かに指示されることはありません。つまり、作業のやり方は自分なりに工夫することは可能ですし、上司もそれを期待しているはずです。そこで、作業の具体的な内容や方法を自分なりに工夫して、削除、追加、変更したりして、仕事の内容を充実させることを目指します。慣れ親しんだものに新しさをつけ加えるのです。
いつも手がける仕事を同じようなやり方でやっていては飽きてしまうし成長もできません。別のやり方を工夫する、デスクワークの場合、エクセルやAIのスキルを伸ばしてより使いやすい表を作るとか、イラストを挿入するなど自分なりに工夫して仕事にsomethingを付け加えるのです。その結果、マンネリが打破され、仕事に新鮮味が出てきます。

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ジョブ・クラフティングの3つの視点 [ジョブ・クラフティング]

Ⅱ.働き方(仕事)の変化―ジョブ・クラフティング    

4.ジョブ・クラフティングの3つの視点
ジョブ・クラフティング(JC)は次のようなステップを踏んで行います。
まず自分の仕事を棚卸してリスト(To Do List)をつくります。
次に、それらの仕事を次の3つの視点から見直し、修正(変更)を加えていきます。そうすることで仕事に対する主体性を引き出すことを目指します。その後で、自分の長所、得意なことを活かすことを考えて紐づけ、マッチングします。

(1) 作業(タスク)クラフティング:仕事のやり方に関する工夫
(2) 人間関係クラフティング:周囲の人々への働きかけの工夫
(3) 認知クラフティング:仕事の捉え方や考え方に関する工夫
これらについて、一つずつ見ていくことにしましょう。

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ジョブ・クラフティングとは何か? [ジョブ・クラフティング]

Ⅱ.働き方(仕事)の変化―ジョブ・クラフティング    

3.ジョブ・クラフティング(Job・Crafting=JC)とは何か?
それではジョブ・クラフティングとは何か?
ジョブ・クラフティング(JC)とは、米エール大学のエイミー・レズネスキー准教授とミシガン大学のジェーン・E・ダットン教授が、2001年に提唱した理論です。「仕事に対する考え方(認知)や取り組み方を変え、自分の強みを活かすことなどによって、仕事のなかに主体的にやりがいを見出していく」ことを目指します。
2人の提唱する方法論に従うと、「与えられた仕事」(やらなければならない=have to~)が、「やりたい仕事」(want to~)に変わってくるというものです。


与えられた仕事→やりたい仕事(タスクC人間関係C認知C入り).PNG


(注)C=Crafting(クラフティング)。クラフトビールとか、クラフトコーラとか言われるように、手作り感のあるものをつくること。それを仕事で応用しようというのがジョブ・クラフティングである。

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仕事を変える方法論としてのJC [ジョブ・クラフティング]

Ⅱ.働き方(仕事)の変化―ジョブ・クラフティング   

2.仕事を変える方法論としてのJC
ジョブ・クラフティングは、前述した時代背景の中から出てきた方法論です。
そして、それ(仕事の意義や目的を考え、やり方等を変える)を体系的に行うのがジョブ・クラフティング(JC)です。
勿論これまでもそのような仕事のやり方をして、成果を出している人がいましたが、それを誰もが行えるよう体系化したのがJCだと言えます。一部の(有能な)人たちが体験を通じて身につけた独自のナレッジ(暗黙知)を“見える化”、すなわち形式知化することで、組織の誰でも利用できるようにするという副次的な効果を期待することができるのです。そして、この考え方に従って仕事に取り組むことがこれからの主流になっていくことが予想できます。
しかも、それを会社主導で強制されなくても、従業員が自らの意志で行う―従業員の自主性、自律性にもとづく―のですから、組織(会社)にとっても願ったりかなったりのはずです。この動きを推奨、支援しない手はないでしょう。

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