ストレスを味方につける ブログトップ
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1.AMM研修とストレス [ストレスを味方につける]

私たちはAMMプログラムのなかで、自分のありたい将来ビジョンを「アファメーシヨン(AF)形式で表現する」ことを学びます。そしてそのAFを潜在意識に刷り込むことで現実とのギャップを埋める行動のエネルギーを引き出そうとします。但し、そのビジョンは実現すればうれしいが、現状とのギャップが大きく、認知的不協和を感じるという人が出てきます。そして、それを実行することはストレスを感じるというのです。
一方、ストレスというと「心身の健康に悪い」という思い込みがあり、それがプレッシャーとなって、実行には移せるがなかなか継続しないという悩みを持っている人が多いのです。
このような悩みは、何もAFの問題だけに限らず、自分にとって大切なことを実行しようとするときに共通して起こってくる問題になります。
そこで、ここで「ストレスを味方につける」ことで、目標を実現することについて取り上げてみたいと思います。
*AMMプログラム及びストレスに関する講演会のお問い合わせは下記へ: oda@ad-coach.jp


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2.ストレスとは [ストレスを味方につける]

ストレスという言葉は、もともとは工学系の用語で「外から力が加わったときに物体に生じる“歪み”」を意味しています。それを人間の身体の状態にあてはめたのは、ハンス・セリエです。
人の身体は、体温や血圧などが、ある一定の範囲内に保たれています。そして、均衡が保たれているところに、何らかの強い刺激が加わった場合、その均衡が崩れてしまいます。ところが人間には、ホメオスタシス(恒常性維持)といって、さまざまな刺激に適応するプログラムが備わっています。たとえば、暑かったら汗をかいて体温を下げる、寒くなったら汗腺が閉じて熱を逃がさないようにする、風邪のウィルスが侵入してきたら、免疫機能がはたらいてやっつける、などです。
ところが、ストレスレベルが高すぎると、ホメオスタシスだけではストレッサーに対応しきれま
せん。そこにストレス問題が発生すると言えます。そして、疲労や頭痛、血圧上昇などの「体の
問題」、イライラ、不安、緊張やうつなどの「心の問題」として現れます。これがいわゆる「スト
レス反応」です。そしてそれらがさらに高じると、「ストレス症状」と言われる病気や障害が発生
するようになります。
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3.ストレス反応 [ストレスを味方につける]

このように見てくれば、いわゆるストレス反応は次のように表すことができます。
ストレッサー(ストレスの原因になる事象) → ストレス反応 → ストレス症状
ただし、同じストレッサーを受けても、ストレス症状まで行く人がいるかと思えば、それをプラスに受け止め、むしろ積極的に対処する人もいます。つまり、ストレスには個人差があって、どのようにストレッサーを受け止め、対処するかによって、ストレス症状につながるかどうかが変わってくるのです。そして、ストレッサーにうまく対処することができれば、ストレッサーは善玉ストレッサーになり、ストレス症状を引き起こすことなく成長することができるのです。
したがって、ストレスに対処する力は、ストレッサーをどう受け止めてそれに対処できるかにかかっている、ということができます。
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4.マクゴニガル教授のストレス理論(1) [ストレスを味方につける]

これらのこと(ストレス反応)について明快に答えてくれているのがスタンフォード大学のケリー・マクゴニガル教授です。教授は、「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」他のなかで次のように述べています。
これまではストレスは健康に悪いという考え方が一般的だったが、実はストレスそのものが悪いのではなく、ストレスに対する考え方(マインドセット)に問題があり、それを変える(下記の①から②に変える)ことで、ストレスへの対応がポジティブになるというのです。
① ストレスは害になり避けるべきもの(従来のマインドセット)
② ストレスは良い面もあり、力に変えることができる(新しいマインドセット)
教授はこの変化の効用を単なるアイデァではなく、多くの実証研究に基づいて解説しています。
そして、「ストレスは人を賢く、強くし、成功へと導きます。人はストレスの経験から学び、成長することができます。そして、勇気や思いやりをもつこともできます。」とも述べています。ストレスは避けるのではなく、それを受け入れて活かすことを考えることが大事だというのです。
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5.マクゴニガル教授のストレス反応理論(2) [ストレスを味方につける]

そのうえで教授は、ストレス反応は1種類ではなく、いろいろなレパートリーがあると言います。そして、よく知られている「闘争・逃走反応」の他にも、日本ではあまり馴染みのない「チャレンジ反応」と「思いやり・絆反応」があるとして心理学と生理学の両面から説明しています。
それらのストレス反応について、一つずつ簡単に紹介したいと思います。
① まず「闘争・逃走反応」(危険なときで、脅威反応を示す)について:
これは、ウォルター・B・キャノンが提唱した古典的なストレス反応で、身の危険を感じたときに起こります。
このとき(危険を感じたとき)、副腎からストレスホルモンであるアドレナリン、コルチゾールが分泌されます。そして交感神経系が活性化し、心臓の鼓動が早くなり、脈拍が上がり、息が荒くなるなど、すぐにでも目の前の問題に立ち向かえるよう体内の体制を整えます。
このストレス反応の最大目標は身を守ることです。
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6.マクゴニガル教授のストレス反応理論(3) [ストレスを味方につける]

② 次に「チャレンジ反応」(危険度の低いとき)について:
ストレスがあってもそれほど危険ではない場合に起こる反応です。
このとき、副腎からアドレナリン、コルチゾール、DHEA(注)などのホルモンが分泌され、緊張感が高まる点では「闘争・逃走反応」と同じです。ただし、「若返りホルモン」と呼ばれるDHEAの割合が高くなると、力が湧いてきて進んで行動を起こそうとします。このときの最大目標は自分の望みを追求することです。
(注)コルチゾール、DHEAは両方とも重要なストレスホルモンだが、長期的なストレスに対してはDHEAの割合が高いほうが、ストレスに関するさまざまなリスクが減る。コルチゾールに対するDHEAの割合は、ストレス反応の「成長指数」と呼ばれており、成長指数が高いほど、ストレスに負けずに対応できるようになる。
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7.マクゴニガル教授のストレス反応理論(4) [ストレスを味方につける]

③ 次に「思いやり・絆反応」について:
ストレス反応が起こると力が湧いてくるだけではない。ストレスを感じると、多くの場合、人とのつながりを求める気持ちが強くなる。それは脳の下垂体から分泌されるオキシトシンというホルモンの働きによるものです。
オキシトシンは「抱擁ホルモン」とも呼ばれており、これが分泌されると、社会的なつながり
を求める気持ちが強くなります。災害時などに被災者同士がお互いに助け合うのもこの反応と
みなされます。ボランティア活動に参加する気持ちになるのもこのせいだと思われます。
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