劣等感について(10-①) [自尊心]

  劣等感について(10-①)
ここで改めて劣等感について考えてみたい。
「人間であるということは、自分が劣等であると感じることである」(『生きる意味を求めて』)と喝破したのは「劣等感」の生みの親と言われるアルフレッド・アドラーだ。すべての人が劣等感をもって生きているということだ。
すなわち、劣等感は自尊心の低い人だけがもつ専売特許ではなく、自尊心の高い人ももつ普遍的な感情だということである。人はみな、比べる対象が違っていても、「誰かと比べて劣っている」ことを認めて引け目や恥を感じているのだ。
比べることが人間の本性だとしたら、劣等感もそれにともなう必然的なことだといえよう。
その場合、アドラーも認めているように、劣等感をもつこと自体は決して悪いことではなく、重要なことはそれをどう扱うかということだ。
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