会うは別れの始め [日記]

今日は3月31日。多くの企業や官公署は今日が事業年度の最終日になっている。それに合わせて組織変更と人事異動が行われる。そして4月1日からは新入社員が入ってくる。
そこには多くの別れがあり、出会いがある。該当者から見れば、別れは今までの住み慣れた居場所からの別れ(喪失)であり、新しい居場所を創る(創造)ことへの不安がある。特に今までの居場所が快適であればあるほど喪失感が大きくなろう。そして新しい居場所がまだ見えないだけに喪失感が大きくなるに違いない。しかし、そうだからと言って、後ろを振り返ってみても、その扉はすでに閉まっていてもう帰るところではないという空虚感が残る。そして、その期間を過ぎて初めて新しい居場所に馴染むことになるのだろう。その意味で、異動する者には大きな試練の時期だと言えよう。

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路傍の花(1)ムラサキハナナ [季節]

山本有三の小説に「路傍の石」があり、つい「路傍の」の後に「石」を思い出してしまう。そのため、あえて「路傍の花」と題して、どこにでも咲いている春の花を写してみたいと思う。
1回目は、あまり見向きもされないムラサキハナナという花を写してみた。
通勤の時に毎日見ている花だが、名前がわからなかった。高田馬場駅から事務所までの3分間ほど山手線の線路わきの石塀に張り付くようにして咲いているのだ。どう見ても雑草のように見えるが、ムラサキハナナというきちんとした名前があった。

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アジサイが新芽を出してきた [季節]

庭には3か所にアジサイを植えているが、冬には枯木になっていて、引き抜いてしまいたくなるような姿になっていた。ところがつい最近になって、その木に緑色の新芽が吹き返してきたのだ。
しばらくすれば、葉が青々と茂り、梅雨時にはしっかりと花を咲かせて来るのだ。
植物は自然のサイクルのなかで確実に生きていることがわかる。

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桜見物 [季節]

東京地方では、今日あたりが満開という情報があったので、人込みを避けて近所の桜の名所に行ってきた。ここは50年前に建てられた住宅団地で、その時に植樹されていた桜が見事に咲いているのだ。桜は開花期間が短いだけに、われわれ日本人にとっては目に焼き付けておきたい風景に違いない。
・明日ありと 思う心のあだ桜
 夜半に嵐の 吹かぬものかは (親鸞)

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ハクモクレン(白木蓮) [季節]

シモクレン(紫木蓮)を見ていると、どこかハクモクレン(白木蓮)はないものかと考えてしまう。そして、その気になったら見つかるものだ。これこそがRAS(Reticular Activating System)という脳の活性化システムという機能だ。普段なら見逃してしまうことも、問題意識をもつと見つけることができるという脳のはたらきだ。しかも、今回はすぐ近くに見事に咲いているハクモクレン(白木蓮)を見つけることができた。

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寒い2日間 [季節]

ここ2日間は、まるで真冬に舞い戻ったかのように寒くなった。
22日は東京でもミゾレから雪に変わり、あまりに寒いから暖房温度を上げようと思ったら、政府や東京都から設定温度を20℃にして節電してほしいというメッセージが流れ、それに協力することになってしまった。その理由は、東電の火力発電所2か所が先日の東北地震で壊れて復旧に時間がかかるからというのだ。そのため使用電力は東電の発電能力をこえてしまっていたようで、停電になるよりはマシということで設定温度を20℃に設定したところ、一日震えながら過ごすことになった。23日も節電要請に応じたため、寒い1日となった。
春先の珍事で、これでは花見どころではない。

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モクレン(紫木蓮) [季節]

近所の家の庭に、2階の屋根に届くほどの高さまで延び、道路にはみ出すほどの大きなモクレンが植えてある。そのモクレンが紫紅色で筒形に半開した、長さ10cm以上はあろうかと思われる大きな花を咲かせている。このモクレンは、花が紫色をしていることからシモクレン(紫木蓮)とも呼ばれている。その下を通るたびに立ち止まって見上げることにしている。

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