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子育てコーチング [子育てコーチング]

いま取り組んでいるものに、「子育てのためのコーチング」プログラムの作成があります。
一昨年、文科省の委託授業を小・中学校5校の先生に対して行った時、先生に問いかけた質問・・・能力を発揮しない子どもの特徴・・・を考えてもらったところ、一様に出てきた答えは、子どもたちの習慣・態度・考え方(思い込み)、に関するものでした。
例えば,朝起きるのが遅い、朝食を食べてこない、夜更かしをする、予習・復習をしない
などきりがないほど多くの項目はほとんどが家庭で躾られることばかりです。
ところが、保護者は子どもを学校に入れてしまうと、あとは学校がしてくれもの、すべきものと考えて、子どもが悪いのは学校(教師)が悪いからだと自分の責任を認めようとしないのです。教師も親もおかしいというのが私の結論でしたが、まず親(家庭)から始めたい、としてやっと完成させました。2月以降開始したいと思っています。

子どもの自尊心 [子育てコーチング]

「子育てコーチング」ではどんな子育てをめざすのか・・・が私達の大きなテーマになりましたが、「自尊心の高い子どもを育てる」ということにしました。なぜなら、自尊心は、日本では悪く受け止められていますが、本来の意味は、「自尊のこころ」で、その心をもった人だけが他人も尊敬でき、他人とも共生できる生き方ができる(Win-Win)と考えるからです。
日本に多発している「いじめ」や「殺傷事件」などの不祥事は自尊心が低いからだというのが私達の結論です。どのようにすれば自尊の心をもつことができるか、それにチャレンジしてみたいと思っています。
また、一緒にこのテーマに取り組んでみたいという人を募りたいとも思っています。

自尊心(2) [子育てコーチング]

自尊心について、私たちは「高い、低い」という言い方をします。すなわち、あの人は自尊心が高い(低い)人だ、と言います。この違いは何でしょうか?それは、自分を評価するときに、誰を基準にするかが関係してきます。自尊心の高い人は、自分自身を評価基準にします。一方、自尊心の低い人は他人を基準にしようとします。
他人と比べる場合、どうしても比較・競争の論理が働きます。つまり、人より勝っている、劣っているということが目に付きます。すると、あの人に勝った、負けたとなり、そこには優越感、劣等感がおきてきます。優越感とは、他人の尊厳を見下すことにより自分を相対的に高める感情であり、一方、劣等感とは相手より劣っている自分自身の尊厳を見下す感情です。いずれも非生産的な概念です。
一方、自尊心の高い人は、自分自身を評価基準に選びます。すなわち、前の自分より進歩しているかどうかを見ようとします。今日は昨日の自分より進歩しているかどうか、明日は今日より進歩するだろうかーつまり「成長」の論理です。
これらの違いが、人の成長に大きく関わってくることをしばらくの間書きたいと思っています。

自尊心(3) [子育てコーチング]

自尊心の高い人は、評価基準を自分自身におくので、他人と比較して自分のできばえを判断しない。
どれだけ自分の能力を発揮したか、その結果自分の過去よりもよい結果になっているかが判断基準になる。このように考えれば、競争相手は自分自身だ。自分に克つこと、これが自尊心の高い人のテーマとなる。
そのため、自分が成長するためには他人の助けを喜んで受け入れることができるし、他人に対しても喜んで支援の手を差し伸べることができる。これがWin-Winの態度だ。この態度は自尊心の高い人だけがもてるメンタリティである。

競争と自尊心 [子育てコーチング]

それでは競争は悪いことか?人は競争することで勝ち負けを意識し、優越感・劣等感をもつとしたら、競争は悪いことではないか、という論理も成り立ちます。いまだに学校の運動会で、1等とか2等の表示をしないところが見受けられますが、これがまさに競争は悪いことだと受け止める考え方です。
しかし、これは自尊心の低い人の考え方だということはすでに述べたとおりです。
自尊心の高い人は、競争することによって困難な環境(競争)に打ち勝とうとします。テーマはベストを尽くすことであり、自分との競争です。その結果として勝ち負けがあるのは当たり前のこととして受け止めます。しかし、たとえ負けたからといって自分を卑下ししたり、劣等感をもつことはありません。当然のことながら、勝っても優越感を抱くことはありません。
このように考えられる子どもを育てること・・・これが私たちが目指す「子育てコーチング」です。

期待と自尊心 [子育てコーチング]

子どもに期待しない親はいないでしょう。
ところが、期待するあまりついつい自分の子どもと他の子どもを比較することになるのです。そして、他の子にできて自分の子どものができないのを見ると、目の色を変えてそれをやらそうとします。つまり、評価の基準が本人ではなく他人になるわけです。
習い事、お受験その他いろいろな言われ方をすることは、多くの場合比較の論理から導かれています。
そして、子どもが期待する水準に達しないと、「なんであの子にできてお前はできないの。なんてだらしない子なんだ」などと言ってしまうのです。子どものほうから見れば、親の期待は痛いほどわかっていても、その期待にそえない場合は自分のふがいなさを責めることになるのです。これが日本の子どもたちが置かれている実態です。

期待と自尊心(2) [子育てコーチング]

これまで述べてきました期待と自尊心を組み合わせる(マトリックスにする)と次のようになります。
1.期待が高いー自尊心が高い
2.期待が低いー自尊心が高い
3.期待が高いー自尊心が低い
4.期待が低いー自尊心が低い
これらのゾーンにはどのような子どものイメージがつくられるか、考えてみてください。
日本の子育ての問題はほとんどの場合3になります。子どもがこのような育てられ方をすると、どんな子どもが育つかということです。
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