自尊心が低い人と「競争」(9-②) [自尊心]

自尊心の低い人は、勝ちたいという思いが強いだけに、勝てると思った時には競争しようとしますが、負けそうだと思うと競争を回避しようとします。できることなら自分が劣っていることを認めたくない。そして、劣等感を感じなくても済む道を探そうとします。それは、優劣の差のつかない「他の人と同じ行動」をとることで自分の身を守ろうとするのです。他の人と同じことをすればよい。皆と同じことをしている限り、自分が劣っていることを認めなくて済みます。
そのため、集団の中では決して最初に発言しないし、最初に行動することはない。目立たないようにして他の人の後をくっついていけばよいと考えるのです。
他者に悪く思われたくないので、必要以上に相手(特に強い人)に合わせてしまいます。過剰適応はそのようにして起こってくるのです。
これは、勝たなくても負けない戦術(身のこなし方)と言えましょう。
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