ジョブ・クラフティングはなぜ必要か?(11) [人事・教育問題]

4. シニア層
会社によって違いはあるが、多くの企業は例えば55歳になると役職定年を迎える。それまではバリバリ仕事をしていたのが、役職を離れて部下もいなくなり、かつての部下の下で仕事をするようになると、遠慮からまとまった仕事を与えられず、何となく(目的もなく)会社に出社することになってしまうことが多い。
そのような中途半端な状態で、定年まで過ごすには長すぎるし、能力の無駄遣いになる。その活性化対策としてJCが考えられます。

5. 在宅勤務者
在宅勤務はコロナ禍により強いられた勤務形態だと言えます。このとき会社側は、管理を減らしても成果が下がらないよう社員の“自律意識”に期待しました。一方個人は、在宅で自分流に仕事をしたものの集中できず、職種や年齢によっては、以前のような成果が出なかったようです。その結果、コロナ禍が終わると、すぐに元の勤務形態に戻すところが続出しました。
  一方でこの間、社員と会社との関係に心理的なスキマができたのも事実です。特に入社して間がない社員にとって、“これが自分の会社だ”という帰属意識を持てなくなってしまい、在宅勤務が終わると、何となく違和感をもって辞表を提出したケースが増えた、と聞いています。
本来、JCは、自らの意思で仕事の見直しや工夫をして、仕事にやりがいを見つけようとするものです。在宅勤務には適合しやすい考え方であり、在宅勤務者と会社の心理的距離を縮める意味でもJCは有効だと考えられます。

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