4.習熟度別クラス編成は学力向上につながるのか?(1) [自尊心]

日本でも徐々に増えているようだが、私立校を中心に習熟度別クラス編成が行われている。これは、混合型と違って、想定された能力に基づいて生徒をグループに分け、グループごとに教えるシステムだ。そして、学校の教育方針は長く固定されることが多いから、一度クラス編成が行われると、編成替えが行われることはまずない。これは一見合理的な制度のように見えるが、明らかに問題を抱えていると言わざるをえない。
それは、「脳は変わらない」という前提に立って教育が行われていることになるからだ。つまり「できる人とできない人がいる」という考え方にたって、それぞれに合った教育をしようというのだ。
このクラス編成をすることによって、例えば低・中・高にクラス分けした生徒すべてに低・中・高のレッテルを張ることになる。そうすることで、全体の成績を上げることができるのだろうか?「クラスを分けることで効率的に教育できるからすべてのクラスの成績が向上するはずだ」というのがメリットとして考えられるが、実際にはそうはならないはずだ。
何故か、それを自己イメージ心理学の観点から考えてみたい。
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