敬老の日に思う [日記]

9月20日は敬老の日だ。自分もとっくの昔から対象者に入っているが、心理的には老人扱いされることには抵抗感がある。特に国の定義が気に喰わない。すなわち、生産年齢人口と従属人口という区割りをやっていて、従属人口とは生産年齢人口に養ってもらっていてもう「御役御免の用なし」のニュアンスが伝わってくるのだ。
そうはいっても、物忘れはするし、体が思うように動かないなど徐々に認知機能、身体機能が落ちてきたことは認めざるをえない。それを意識しながら生きるのは決して楽しいことではないが、「それが人生だ」と割り切れれば加齢は満更でもないものだ。

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キンモクセイ(金木犀) [季節]

朝起きて窓を開けると、どこからともなくキンモクセイの強い芳香が漂ってくる。今の時期、道を歩いていてもよい香りが鼻をついてくる。庭木として植えられていることが多く、近づいてみると、橙黄色の小さな花を枝に密生させて咲いているのがわかる。特に夜間は、遠くにあっても香りが感じられるから不思議だ。
・そこはかとなく 木犀の香を人歩き (山口青邨)
・ゆるぎなく 金木犀の香のほとり (中村汀女)
・夜道よし 木犀の香のとどきゐて (山口誓子)

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秋の虫の音 [季節]

まだセミの鳴き声が残っているが、秋の虫の音が一段と大きくなってきた。
特に朝、夕になるとあちこちから複数の虫の声が聞こえてくる。その種類を当てようとすると、つい文部省唱歌を思い出してしまう。そして歌を口ずさみながらあれはマツムシ、スズムシ、コオロギと子ども心をかきたてている。今はちょうど季節の移り変わりの時期で、秋の夜長はこれからだ。

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今年のイグ・ノーベル賞 [日記]

今年のイグ・ノーベル賞に、15年連続で日本人の研究者が受賞した。この賞は、人々を笑わせ、考えさせる業績に贈られるもので、ユニークな発想が条件だ。今年の日本人の賞は「動力学賞」(予めそのような賞が決まっているのではなさそう)に選ばれたもので、「スマート・フォンを見ながら歩く人がいると、集団全体の歩行速度が遅くなる」ことを実験で突き止めたというものだ。しごく当然のことのように思われるが、それを真面目に実験で確かめたというところが評価されたのであろう。どうやら「歩きスマホ」はやめたほうがよさそうだ。

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貴重な対面研修の実施 [日記]

9月9~10日の2日間、ある企業の若い人たちを対象に対面研修を行ってきた。コロナの新規感染者が高止まりしているなかだけに貴重な研修であった。
内容は「AMM(心のアドベンチャー)」で、「人が関わることが仕事であれスポーツであれ、やることが違っていてもすべてに共通する心の持ち方があり、その持ち方次第で成果が違ってくる。その心の持ち方をAdventure for Mental Management(心の冒険)」と定義して、認知心理学と脳生理学の立場から「心の冒険」の仕方を学ぶものです。
1日目は「メンタルマネジメントによる個人目標の達成と自己実現」について。
2日目は「組織の中でリーダーシップを発揮して成果をあげる」について。
受講生の皆さんは、個人の問題と組織の問題について、「何を行うか」より「どのように行うか」という視点で捉えることで、自分の枠を超える(アウト・オブ・ボックス)ことができることを学んだようだ。そして、個人的には「「夢→希望→目標」の文脈の中で自分の生き方を考えるようなった」という感想があったのはうれしいことだ。

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コロナはピークアウトした [コロナ]

9月6日の東京都の新規感染者は968人と7月19日以来1か月半ぶりに1,000人を下回り、全国の新規感染者数も8,233人と8月2日以来、1ヶ月ぶりに1万人を下回ってきた。
傾向としては、東京都では15日(7日で16日)連続、全国では12日(13日)連続で前の週の同じ曜日の数字を下回り、明らかに下降傾向になっている。しかも1日1000人単位で大幅に減少しているのだ。
専門家のなかには、重症者が増加していて医療提供体制が追い付かないとして、まだ油断できないと言われる人が多いが、少なくとも新規感染者という面から見れば、減少傾向がはっきりしてきたと言ってよいのではないか。
12日には緊急事態宣言の期限を迎えるが、大都市圏についての宣言延長は避けられそうにないようだ。

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最年少記録は1回しかできないが  最年長記録はいつでも更新できる [日記]

パラリンピックの競技を見ていると色々なことに気づかされる。
その中の一つが、杉浦佳子さんの記者会見の発言だ。杉浦さんは50歳で自転車競技に初出場し、最年長で優勝した。そして3日後にはロードレースで1時間12分55秒で2冠となった。その時の会見がこの言葉だ。すなわち、最年少記録は1回しかできないが、最年長記録は年齢に関係なく努力次第でいつでも更新できる、というのだ。これはポジティブな考え方の見本のようなもので、この会見を見た人は誰もが勇気づけられたことだろう。
私たちは、何かに取り組もうとするとき、「もう年だから」と言って尻込みすることが多いが、そんなときは、この言葉を思い出したいものだ。
私は、「今日という日は、これからの人生の初日だ」という言葉を自分に言い聞かせることにしている。

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