ジョブ・クラフティングによる自前の働き方改革(19) [人事・教育問題]

これまで述べてきたジョブ・クラフティングを自分でやってみると、どう仕事に取り組むかという問題は、最後には仕事そのものに対する見方(認知)をどうするかという根っこの問題に行きつくことになります。特に変化の激しいVUCAの時代に生きるためには、これまで信じられてきた仕事観では変化についていけないで取り残されてしまいます。
それでは、これまでの仕事観とは何か?そして新しい仕事観とは何か?それらの違いは並べて比較してみるとはっきりします。
①仕事は、与えられた課題で成果を出すために“やらなければならないこと”
➁仕事は、“課題に取り組む過程で学習し、自分自身の可能性を伸ばしながら成果を出すこと”
すなわち、知識やスキルはすぐに陳腐化する変化の時代に生きる我々にとっては、常にそれらを更新していかなければならないのです。
企業も持続的成長を支える「学習する組織(ラーニング・オーガニゼーション)」(ピーター・センゲ)が必要になるように、個人も常に“学び続ける”ことが求められているのです。しかも、それは会社から言われたからするのではなく、自ら身につけていかなければならない態度だということです。それこそは、自律ということであり、これからは自律人間が求まられているのです。
そして、そのための方法がジョブ・クラフティングになるわけです。
ジョブ・クラフティングは、あくまで自分から仕事の見直しをして再創造しようという動きであり、それを行うことは自分自身のためですが、それは結果として会社のためになってくるのです。

*http://www/ad-coach.j


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