ジョブ・クラフティングによる自前の働き方改革(9) [人事・教育問題]

1.仕事の分類

 レズネスキー准教授とダットン教授は、(仕事に)取り組むスタンスの違いにより、仕事を「労働」、「キャリア」、「天職」の3つに分類しています。
そしてその背後には動機があり、義務として「やらなければならない(have to~)」という外発的動機と、「やりたい(want to~)」という内発的動機があり、そのうち、内発的動機のレベルを引き上げることで、取り組み姿勢もまたパフォーマンスも上がってくると見なしています。そのためにMPSという質問に答える形で、その人の動機と仕事観の確認を行っています。

 一般的に、仕事は会社や上司から与えられますから、基本的には外発的動機になりますが、その仕事を「どのように行うか」まで指示されることはありません。仕事は、複数のタスク(作業)から構成されていて、その量や内容、方法を変更することは本人の工夫次第でできることになります。仕事がつまらなくなったり、また楽しくなったりするのは本人次第だということになります。
仕事に対する意味づけは本人が行うものであり、JC はそのことを問題にしていると言えるのです。
 よく、「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ますことはできない」と言われますが、仕事にも同じことが言えるのです。本人がその気になって自ら「水を飲みたい→仕事をしたい」と思うようになったとき、その仕事は外発的動機から内発的動機に転化したことになるのです。

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*http://www/ad-coach.jp
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