抗体検査から見えること [日記]

厚労省は、6月1日から7日にかけて、感染者が多い東京都と大阪府、それに感染者が少ない宮城県で、無作為に選んだ7,970人に対して抗体検査を実施した。
抗体検査は、ウイルスに感染した際に免疫細胞がつくり出す「抗体」が血液中にあるかどうかを調べることで、過去に感染したかどうかを調べる検査です。
結果はどうだったか。抗体の保有率は、東京都が0.1%、大阪府が0.17%、宮城県が0.03%と判明した。人口から推定すると、東京都では14,000人、大阪府では15,000人、宮城県では690人ぐらいの人が感染していたことになるが、顕在化した感染者の数倍にしかならない(ほぼ無症状の感染)ことがわかった。欧米の10%前後の数字から比べても格段に少ないことがわかる。
しかし、喜んでばかりはいられない。このことは、ほぼ99%の人は抗体を保有せず、第一波は乗り切れたとしても、それは同時に第二波、第三波がある場合には、今回以上に感染が拡大する可能性が高いということであり、今のうちにそれへの備えが必要だということなのだろう。


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