7日間ブックカバーチャレンジ「希望のつくり方」 [日記]

④玄田有史著「希望のつくり方」
「希望」について学際的に研究している組織(東大社研)がある。そこでの研究成果を踏まえて書き下ろされたのが本書である。
著者は、希望を単なる個人の心の持ちようとして考えるだけでなく、個人を取り巻く社会のありようと希望の関係に注目しています。それでは希望とは何か。希望を持つとは、「先がどうなるかわからないときでさえ、何かの実現を追い求める行為」だとし、先が見えないからこそ、勇気をもって前に進むために必要とされるものです」という。
そして、Hope is a Wish for Something to Come True by Action.と英語で定義しています。
この定義から、著者は「変わる」という変化と「変える」という変化の違いを紹介しています。誰かにやってもらう受け身の変化ではなく、自分の行動で起こす能動的な変化こそが希望の本質だというのです。新型コロナの感染で沈み込んでいる現在、我々に求められているのは、まさにこのような変化(希望)だと思います。

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