7日間ブックカバーチャレンジ「オプティミストはなぜ成功するか」 [日記]

②マーティン・セリグマン著「オプティミストはなぜ成功するか」
1回目に紹介した著者のアンジェラ・ダックワース教授は、ここで紹介する元アメリカ心理学会会長であり、ペンシルベニア大学のセリグマン教授の教え子である。そして、「持続性」というアイデアをセリグマン教授の楽観主義という考え方からヒントを得ているものと思われる。楽観主義は、ダルマさんの論理(七転び八起き)であり、目標達成のベースである。
セリグマン教授は、認知心理学の立場から「説明スタイル」という概念をつくりだして、楽観主義的考え方の重要性を強調している。ある事象が自分自身に起こったとき、その原因をどのように自分自身に説明するか個人によってそれぞれ一定のスタイルがあるという。
そのスタイルによって楽観的か、悲観的かが分かれるのであり、著書の中でテストも用意されている。そして、説明スタイルの違いが成果にどのように反映されるか色々な分野の実証研究が紹介されている。
因みに、私はかってペンシルベニアのセリグマン教授宅を訪問し、このテスト(楽観度テスト)を日本で使ってよいとの了解を得て今でも使っている。その後も、東京、大阪、シアトルやロンドンなどでお会いする機会があり、いろいろ指導を受けたことがある。

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