また起こった殺傷事件 [日記]

1月15日は大学入学共通テストの日だが、東大本郷キャンパス前の路上で事件は起こった。
この朝受験するために来ていた受験生2人と通行人?の72歳の男性が、17歳の高校生(2年生)に背中を刺されたというのだ。この3人とは面識はないという。
現行犯逮捕された少年は、名古屋から夜行バスで上京し、そのまま地下鉄で会場まで移動したようだ。新聞報道によると、「医者になるため東大を目指したが、1年前から成績が上がらず、自信をなくした」「医者になれないなら事件を起こして死のうと思った。」と供述しているという。
まことに自分勝手な論理だ。第一、自分が死ぬのになぜ他人を巻き込まなければならないのか。第二に、医者になるのは、人の命を助けるためではなかったのか(なぜ見ず知らずの人を殺すのか)。第三に、なぜ東大でなければならないのか、と聞いてみたい。たとえそうであっても、今からダメだと決めつける必要はないはずだし、医者になるのが目的なら何も東大でなければならないという短絡的な考え方はおかしなことだ。
人はみな何がしかの挫折を経験していて、成功しかない人生はあり得ないはずだ。今どきの若い人はそのような考え方をするのだろうか?またそのように教育されるのだろうか?
日本の将来を思うとき、暗い気持ちになる事件である。


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