マンリョウ(万両) [季節]

庭のマンリョウが赤く色づいてきた。センリョウも植えていると両者の違いがよく分かる。
マンリョウの実は枝にぶら下がるように下向きに付くのに対して、センリョウは葉の上に付く。
また、実が色づく時期も違う。センリョウが10月頃から赤く色づくのに対し、マンリョウは1か月遅れてちょうど今頃(12月)に赤くなる。
どちらも名前からして縁起物として重宝がられていて、長持ちするので正月の飾りにされている。
・万両にゆすらの花の白き散る (正岡子規)
・万両の実の赤かりし一慶事 (沢村芳翠)
・万両にかゝる落葉の払はるゝ (高濱虚子)

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油断大敵 [コロナ]

政府は、石油の価格が上昇して社会生活に大きな悪影響を与えているとして、国際協調という名目で石油の国家備蓄を初めて放出すると決定した。
ところが、この決定のすぐ後に新型コロナのオミクロン株が出たことが報じられたことで、石油価格は一転して下げに転じてきた。長期的にはどうであれ、短期的には現在の需給バランスがどうなるかによるのだろうが、その話題も吹っ飛んでしまった。かつて堺屋太一さんが「油断」を書かれて日本社会に警鐘を鳴らされたのを思い出す。これでは油断大敵ならぬコロナ大敵である。

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オミクロン(o) [コロナ]

日本にも新型コロナウィルスのオミクロン株が入ってきた。
新型コロナウィルスはギリシャ語を学ばせてくれる。WHOは、当初は中国株とかイギリス株などと発生地名を冠して呼び名にしていたものを、ギリシャ語に変更・統一した。そして今では、α(イギリス)、β(南アフリカ)、γ(ブラジル)、δ(インド)など次々に変異株が出るたびにギリシャ語が使われているが、素人には読めない言葉がでてきた。最近になって南アフリカで新規の変異株が現れたということで、順番では、ν(ニュー)が当然視されたが、その次のξ(クサイ)も飛び越してο(オミクロン)に決まったという。
理由はいろいろあるようだが、それは別にして、このオミクロン株というのは感染力が強く、WHOは「懸念される変異株」に指定した。
この調子では、変異株はまだまだ現れそうで、その場合ギリシャ語が足りなくなるのではないかと思ってしまう。その前に収束して欲しいものだ。
                

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