油断大敵 [コロナ]

政府は、石油の価格が上昇して社会生活に大きな悪影響を与えているとして、国際協調という名目で石油の国家備蓄を初めて放出すると決定した。
ところが、この決定のすぐ後に新型コロナのオミクロン株が出たことが報じられたことで、石油価格は一転して下げに転じてきた。長期的にはどうであれ、短期的には現在の需給バランスがどうなるかによるのだろうが、その話題も吹っ飛んでしまった。かつて堺屋太一さんが「油断」を書かれて日本社会に警鐘を鳴らされたのを思い出す。これでは油断大敵ならぬコロナ大敵である。

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