銃を持つ民主主義のアメリカ [日記]

アメリカ大統領選挙運動中のさなかに、激戦州の一つミシガン州の知事を拉致する計画が摘発された。計画に関わったのは13人で、過激な武装市民集団のメンバーだという。
全米で人種差別をめぐる抗議デモが続くなか、デモ隊と白人至上主義を掲げる武装集団が衝突する場面が起きている。しかも彼らは銃を携帯していて、発砲事件も起こしている。
銃を持つことは憲法で保障されていることであるとはいえ、それは自衛上必要な権利として認めらえたはずであり、加害者になることを想定したものではあるまい。
日本でこんなことが起こったら、政権がひっくり返るぐらいの大事件になるはずだが、当のアメリカではどうなのだろう。今回の知事拉致事件(未遂)に関し、先日のバイデン候補との討論会でのトランプ大統領の発言(「下がって待機せよ」)が影響しているという見方があるようだ。本人にそのつもりがなくても、そのメッセージを受け取った側がそう受け止めたとなれば、現職の大統領が事件を助長していると言われても仕方があるまい。これがアメリカの常識なのだろうか。怖いアメリカである。

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