あの日から10年(3) [日記]

今年は、昨年コロナ禍の影響で中止になった政府主催の追悼式(10年で最後)が、地震が起こった時間に合わせて開催された。それに合わせたかのように、被災地では各地で海に向かって手を合わせる被災者の姿が映し出された。
マスコミのインタビューで、「私(たち)にとって、今もあの時と変わりません。時間は止まったままです。忘れてはいけないことだし、死ぬまでこの苦しみを背負っていかなければならない」と答えられた人の真剣な顔が忘れられない。
同じ10年でも、私たちには「もう10年か」という思いがあるが、当事者の皆さんには「まだ10年か」ということなのだ。どうしても傍観者として見てしまう(私の)立場には注意しないといけないと思った次第だ。言葉の使い方も要注意だ。

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