東日本大震災から10年(2) [日記]

マスコミ報道によると、東日本大震災の被災地では新しい街が造成され、インフラなどのハード面では目を見張るような復旧を遂げているように見える。しかし、原発事故を起こした建屋は廃墟となっていまだに収束のめどはたっていない。そして、故郷に帰れず、避難生活を送っている人も多いと聞く。政府の方針で避難指示が相次いで解除されてきたとはいえ、帰りたくても帰れない人たちが多くいるのだ。これでは、「帰還困難区域」がなくなるまで、震災は終わらないということなのだろう。
あれから10年、政府は脱炭素というエネルギー政策の大転換を打ち出した。菅首相が「2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする」と表明したことで、原発復権を求める声が上がっているのが気にかかる。原発をどう位置づけるのか徹底した議論をしてほしいものだ。

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