コロナウイルスによる肺炎と中国当局の対応 [コロナ]

中国の武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎患者が急増しており、死者もそれに比例して増えている。27日現在で感染者が2,744人、死亡者が80人になった。そのため、中国政府もことの重要性を認識し、移動制限などの措置を発表している。ただ残念なのは、当初は動物からの感染で、人から人への感染の可能性は少ないと発表し、また発表を遅らせたため春節(旧正月)休暇で世界を旅行する人たちのなかに肺炎患者が紛れ込んでいるということだ。そのため、各国で水際作戦を展開しているようだが、解熱剤を飲んで熱を下げた状態でサーモグラフィーによる検疫検査を通り抜けている人が見られるという。そして、旅行先で高熱が出て、病院でコロナウイルスによる肺炎であることが判明するケースがでている。日本でも4人が発症している。まったくはた迷惑なことである。
もし、中国当局がもっと早く情報公開し、移動制限していたらこのようなことにはならなかったに違いない。過去にもSARSのときの対応の不手際があっただけに、今回も大事に到らなければよいがと願うばかりだ。



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