7・5・3現象を防止する [日記]

これ(7・5・3現象)を防止するには両方の対策が必要になる。
会社側:会社が求める人材について、どんな仕事をしてもらうか、例えば、営業、経理、システム、人事・総務など配属を予定している職種についてきちんと説明すること。
学生側:自分がやりたいこと、自分にできること、これから学びたいことなど具体的なイメージを会社に伝えること。
これらを通じて初めて、両者のマッチングが可能になる。
会社説明会では、未来の良い事ずくめのことをかっこよく説明するので、学生は自分もそのような仕事(多くの場合は企画部門)をやってみたいと想像する。ところが実際の配属は営業部門で、夜討ち朝駆けのハードワーク(場合によってはブラックに近い勤務形態)を強いられるケースが多いのが現実だ。これでは、「こんなはずではなかった」ということになってしまう。入社前の虚像と入社後の実像が大きくかけ離れてしまうのだ。

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7・5・3現象 [日記]

労働力人口が減少していることと、好況が続いて、新卒学生の就職率は95%を超える売り手市場が続いている。選り好みさえしなければ誰でもどこかに就職できるということだ。
ところが一方で、7:5:3現象も続いていて、入社して3年以内に多くの若い人たちが会社を辞めている。
これは明らかに、就活生と企業のマッチングが出来ていないということになる。すなわち、就活生には、自分がやりたいこと、自分の夢中になれること、自分のできることなどについて考えることなく就職してしまう。一方採用する側も、研究職など特別な知識、スキルをもった人以外は、とにかく頭数をそろえることを考えて採用するのが一般的である。
そのため、企業内で研修を行って配属しても、どうしても“こんなはずではなかった”という人が出てきてしまう。一人ひとりの適性について会社が考えているとは思えない。そこにアンマッチングが出てきてしまうのだ。そして、自分がやりたいことを、今の会社で実現することは難しい、と感じた社員は3年以内に辞めることになるのだ。


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嵐(孫の3姉妹)がやってきた [日記]

今は入社のシーズンであると同時に転勤のシーズンでもある。たまたま私の次男が九州(放送局)から千葉に転勤になり、引越屋さんに荷物の引越しをお願いしたところ、運転手不足で到着が4月に入ってからになってしまったという。そのため、一家族5人(夫婦と3人姉妹)が我が家に転がり込んできた。久々に孫の顔を見る喜びもあるが、突然賑やかと言うよりうるさいのには参ってしまう。家中を走り回るので、どこに隠れていても引っ張り出されて遊びの相手をさせられるのだからたまったものではない。それでも、孫というのは可愛いものだ。

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入社式 [日記]

今日2日(月)は入社式のある日。どこの会社や官公庁でも、真新しいスーツに身を固めた新人たちが門をくぐる。期待もあるが不安のほうが大きかろう。その一方で、これからは「もう学生ではないのだ」と言われるようになる。彼らにとって、卒業した学校の門は閉じられてしまった。そして、新しい会社や官公庁の門は開かれているが、自然に入っていけるようになるには時間がかかる。
彼らには2つの儀礼が待っている。集団に仲間として受け入れられるという「集団への加入儀礼」と、与えられた仕事をきちんとこなせることを証明する「課題面での通過儀礼」である。その2つの儀式をクリアして初めて集団の一員になることができるのだ。その意味では、社会人になるとは、自分の居場所を見つけるプロセスであるといえよう。

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