百尺竿頭進一歩 [日記]

我が家に、ある禅宗の管長さんに書いていただいた書がある。表題に掲げた「百尺竿頭進一歩」である。いろいろ解釈はあるようだが、私がいただいた約25年前には「精進して百尺の竿の先ギリギリのところに届いても、自分の目指すものを得るためにはさらに一歩を進める必要がある。ゆめゆめ同じところに満足して留まることのないように!」と言って渡されたものだ。大事なことを手に入れるためには、清水の舞台から飛び降りる覚悟が必要だということなのだろう。
 さらに、私の書棚にアメリカの女優シャーリー・マックレーンの書いた「Out on a Limb」がある。自伝と言うにはあまりに非現実的でもあり、かつ霊的でもあるといっていい内容になっている。そして、文中で何回も繰り返されているのがこの言葉なのだ。意味は「木の上の果実を取るためには、危険を冒して枝の先まで行かなくては!」というものだ。ある意味で同じ内容のことだと納得して時々眺めては自戒しているところである。

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