笑いと治癒力 [日記]

4月25日―26日の2日間、ある学校の管理職のコーチングのため大阪に出張してきた。
道中1冊の本を持参し読むことができた。ノーマン・カズンズの「笑いと治癒力」(岩波書店)である。カズンズはある日突然難病の膠原病におそわれ、専門医から回復の可能性は5百分の1と宣告された。ところが彼は人間の自然治癒力を信じており、「生への意欲の強化と笑いとビタミンCの大量点滴」という方法で全快したというのだ。その闘病記がこれである。プラシーボ(偽薬)についても論じており、病気を見て病人を見ようとしない当時の医療について強烈な批判を行っているのは痛快このうえない。
実は、この本は10数年前にも1度読んだことがあるが、線の引き方を見ると、当時と今回では興味の視点が変わってきているのも気づくことができた。

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