7・5・3現象 [日記]

労働力人口が減少していることと、好況が続いて、新卒学生の就職率は95%を超える売り手市場が続いている。選り好みさえしなければ誰でもどこかに就職できるということだ。
ところが一方で、7:5:3現象も続いていて、入社して3年以内に多くの若い人たちが会社を辞めている。
これは明らかに、就活生と企業のマッチングが出来ていないということになる。すなわち、就活生には、自分がやりたいこと、自分の夢中になれること、自分のできることなどについて考えることなく就職してしまう。一方採用する側も、研究職など特別な知識、スキルをもった人以外は、とにかく頭数をそろえることを考えて採用するのが一般的である。
そのため、企業内で研修を行って配属しても、どうしても“こんなはずではなかった”という人が出てきてしまう。一人ひとりの適性について会社が考えているとは思えない。そこにアンマッチングが出てきてしまうのだ。そして、自分がやりたいことを、今の会社で実現することは難しい、と感じた社員は3年以内に辞めることになるのだ。


コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。