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21世紀を担うリーダー養成講座 [リーダー養成講座]

8月31日(土)に、下記の講座がありました。
・崎川茂郎氏(中部大学 中部高等学術研究所客員教授)の「ダイバーシティマネジメント」
・浅岡純朗氏(元社会保険庁 地方課長)の「年金と老後の設計」

1.崎川茂郎氏の講義の概要
  崎川氏はスイスのビジネススクールIMDのデータを紹介し、日本の国別競争力は2012年
には24位、労働生産性も19位に低迷している。そして、GDP3位との間には大きなギャップが
ある、と指摘される。
その大きな原因は、日本のグローバル化の遅れにある。
日本は、画一性マネジメント能力では世界トップ。ところが多様性マネジメント、リーダーシップ
ではビリだ。
日本人で、個人として海外で活躍している人(選手を含む)は大勢いるが、経営者やコーチ、
監督として活躍している人はいない。
グローバル化の本質は多様性にある。多様なものが交じり合って、その中から新しいものを
生み出していく。そのうえで、社会の中で生きていくためには多様性に対する耐性を身につ
けなければならない、として、アメリカとインドを引き合いに出して多様性の意味と対応策
を論じられた。

2.浅岡純朗氏の講義の概要
浅岡氏はまず国民皆年金に至る歴史と現状について説明された。
そのあとで、次のような順序で年金の仕組みとライフプランについて解りやすく論じられた。そして、年金が成熟するにつれて、給付の切り下げ、負担を引き上げざるを得ない問題があるが、それはバブラ崩壊後の経済の低迷と「雇用の非正規化」が原因である、との見解を示された。
①年金設計の勘どころ
②年金問題の本質
・年金記録問題
・年金制度・・・損得論争は誤り
・年金資金の運用・・・AIJ投資顧問会社による年金消失事件の真相
③老後における年金生活の設計
・老後設計の勘どころ・・・高齢者のマネープラン
・高齢者の継続雇用
・年金不安の救世主・・・リバースモーゲージの活用





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21世紀を担うリーダー養成講座 [リーダー養成講座]

9月14日(土)に、下記の講義がありました。
・三田和一氏(中小企業診断士、元日本IBM)の「事業承継で“変わる経営”と事業再
生」
・山内康義氏(日本スクールシステム機構社長)の「新しい働き方―キャリア・アンカー
を考える」
 
1.三田和一氏の講義の概要
三田氏は、次のような項目について、用意された資料に基づいて講義された。
①日本における企業の数
②経営理念の重要性
③企業をどう見るか―財務諸表の基礎知識
④事業承継で“変わる経営”
⑤企業再生について
 前半では、世界の長寿企業(創業200年以上存続)5586社のうち、日本に3146社が存
在していて、長寿の要因(創業者の理念を脈々と伝えている、危機への創造的な適応、
本業重視、信頼経営など12要因)を解説された。
そのあとで経営理念の重要性(①人間性の追求、②社会性の追求、③経済性の追求)に
ついて事例をあげられながら触れられた。
 後半では、財務諸表の見方を説明されながら、事業承継のあり方をいろいろなケースに
分けられて解説された。そのうえで、銀行が企業を見る基準を紹介された。

2.山内康義氏の講義の概要
 山内氏は、キャリア(Career)を「仕事人生」と言い換え、戦後のキャリアの変遷を振り返
られた。そして、年金の支給開始年齢の延長に合わせて定年もスライドするので、これか
らも定年(65歳)はさらに延びる可能性があること、そして、生涯現役が当たり前になってく
ると言われる。
一方、企業側もそれに合わせて雇用・昇進・賃金等の見直しをするものと思われること。
そして、今まで企業に任せていた個人のキャリア形成を自分の手に取りもどす必要がある
という。その際、参考になるのがキャリア・アンカーである。
キャリア・アンカーとは、キャリアを決定するに当たって何かを犠牲にしなければならないと
きに、どうしても諦めたくないと感じる能力・動機・価値観のことをいう(エドガー・H・シャイン
の定義)。そして、次のような質問に答えることで、自分のキャリア・アンカーを知ることがで
きる。
①自分はキャリアから何を得たいと思っているか?
②能力分野として何を得意としているか?
③何をしているときが一番満足できるか?
そして最後に、キャリア・アンカー・テストを実施し、各自のキャリア・アンカーを皆の前で発
表し合った。

AMMについてのお問い合わせは下記をご覧ください。
アドベンチャーコーチンググループサイト セカンドキャリア
http://sakurasakujinsei.com/adventurecoaching

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21世紀を担うリーダー養成講座 [リーダー養成講座]

9月28日(土)に、次のお二人の講義がありました。
 ・大竹美喜氏(AFLAC創業者・最高顧問)の「創業のフロンティア―AFLACの創業」
 ・寺本博美氏(淑徳大学コミュニティ政策学部教授の「イノベーションが起こす地域活性化」

(1)大竹美喜氏の講義内容

  大竹氏は、はじめにDVD「菅生新のビジネスハンター」を見せられあと、創業時のエピソードや苦労話を紹介された。
特に、創業当時は、がん=死というイメージがあったなかで、がんに真正面から向き合うという意味を込めて病気名を商品名にした(がん保険)。今でこそがん保険はポピュラーになっているが当時は苦労した、という話は印象的だった。
 そして、ジョン・B・エイモス氏(AFLAC会長)との出会い、歴史のある日本の生保とは違ったブルーオーシャン戦略(商品、販売チャネル等)をとったことが成功の要因になった、ことなどを紹介された。
 今や企業は、企業市民としての視点をもたなければ、利益の追求だけでは誰も相手にしてもらえない。AFLACは「民間厚生省」として社会的に役にたつ会社として、お客様の役に立ち、どれだけ有益な価値を提供しているかで消費者から判断されることになる」と言われる。
 そして最後に、受講生に対して、これからのグローバル時代に必要なことは、「3つの“実”である」と言われ、それに向かって努力してほしい、と結ばれた。
  ・実力 ・実績 ・実質
  
(2)寺本博美氏の講義内容

 寺本氏は、「“これからは地方の時代である”と言われながら、少しもそうなっていない。一極集中が起こって地方は疲弊している」と問題提起され、講義のキーワードになっている次の二つのテーマについて紹介された。
・イノベーション
・グローカリズム
 そのうえで、日本における事例を紹介されながら、「多くの場合成功していない」として、専門家や行政側の対応のまずさを強調された。そして、対応策としては、
①お金ではなく、地域のもつ文化や市民の営みに焦点を当てる
②「消費者側」市民、特に若者と女性の行動や会話に五感を傾ける
ことで、イノベーションのきっかけをつかむことができる、と言われる。
紹介された事例は以下のようなものである。
①徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」
②滋賀県長浜市の黒壁
③旭川市旭山動物園
④佐賀県武雄市図書館

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21世紀を担うリーダー養成講座 [リーダー養成講座]

10月12日(土)に、次のお二人の講義がありました。
 ・湯本壬喜枝氏(リスカーレ・コンサルティング)の「成長戦略の中核を期待される女性活躍の最新情報」
 ・田原祐子氏(株式会社ベーシック社長)の「ゼロから起業する女性型起業ノウハウ」

1.湯本壬喜枝氏の講義内容
まず、「女性の活用に関する国際比較および日本における雇用状況」についてのクイズを行った。そして、「日本は女性の能力が高いにもかかわらず活用度が低い、それは何故か」という問いかけから講義を始められた。
そして、女性が長く働き続けられる環境も整いつつあるが、女性の側にも問題があると言われる。すなわち、仕事と私生活のバランスが大事でほどほどでよいという人、補助的な仕事で誰かの役に立てれば満足という人が多く、仕事を頑張ってゆくゆくは管理職につきたいと思っている人が少ない。
もっと厳しく意識改革をやっていかなければならないが、そのためには次のことが必要だ。
①難易度の高い仕事を与える(こなす)
②自分の価値観を変えた人物(メンター)の存在
③ロールモデルの存在
  そのうえで、早くから難易度の高い仕事を任せて、PDCAをしっかり廻せる女性の比率を高くする必要がある、として、多くの成功事例を紹介された。

2.田原祐子氏の講義内容
田原氏は自らの起業体験をもとに、次のような順序で「ゼロから起業する女性起業のノウハウ」を体系付けて開陳された。
①ゼロから起業する女性型起業とは?
②女性型起業の事例
③女性型起業事例・・・自らの体験
④起業後スムーズに事業を立ち上げる営業戦略
⑤企業経営を上手く進めるためのフレーム・ワーク
まず、女性の場合は「小さく生んで大きく育てる」というのが理想的で、女性の特徴を生かした「目」、「口」、「ハート」を生かす関係構築型にすることが大切だとし、その面で活躍されているケースを紹介された。
そして、起業後の離陸をスムーズに行うためには、「スタートダッシュが必要である」こと、また、そのための「売れる仕組み」をどう作っていくかを「AIS&SAS」というモデルを使って説明された。
そのうえで、自ら実践して成功している手法としての「フレーム・ワーク」を説明され、「組織変革&人材育成に活用している」と結ばれた。

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21世紀を担うリーダー養成講座 [リーダー養成講座]

11月26日(土)に、長澤正浩氏(公認会計士)による次の2つの講座がありました。
・「ソーシャルビジネスの現状と動向」
・「事業計画の立て方」

1.ソーシャルビジネスの現状と動向
長澤氏は、ソーシャルビジネスとは「町おこし、村おこし、少子高齢化、環境・貧困問題といった社会的課題を、ビジネスとして事業性を確保しながら、自ら解決しようとする活動のこと」だとしたうえで、そのうち、「より地域に着目したものがコミュニティビジネス」だと定義された。
そのうえで、ソーシャルビジネスは
①社会問題と経済問題を同時に解決
②社会貢献をビジネスとして行うことで、新たな産業、働き方をつくり出している
として「ソーシャルビジネス55選」を紹介された。
主な活動分野は以下の通りである。
①街づくり・観光・農業体験等の分野で地域活性化のための人づくり・仕組みづくりに取り組むもの
②子育て支援・高齢者対策等の地域住民の抱える課題に取り組むもの
③環境・健康・就労等の分野で社会の仕組みづくりに貢献するもの
④企業化育成、創業・経営の支援に取り組むもの
ポイントは次の3つである、として運営形態についても話された。
・社会的課題の解決+チェンジ+事業性     


2.事業計画の立て方
長澤氏は「事業計画書の作成」について、次の順序にしたがって説明された。
①事業の表題、会社名、代表者
②目次
③自分の簡単な経歴
④事業概要(事業立案の背景、事業モデルの概要、事業モデルの事業化方法)
⑤マーケティング戦略
⑥成長戦略
⑦財務計画
そして、各項目について、実際に同氏が手掛けられた「特別養護老人ホーム、介護老人保健施設」の例をあげられて説明されたので、身近で解りやすいものとなった。
計画は5年が望ましいが、せめて3年計画を立ててほしい、と結ばれた。

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21世紀を担うリーダー養成講座(8) [リーダー養成講座]

11月9日(土)に、次の2つの講座がありました。
・吉田健司氏(淑徳大学経営学部教授)の「成功する起業、失敗する起業」
・織田善行氏(塾長)の「自分の生き方を考える」

1.吉田健司氏の講義概要:
吉田氏は主に次の二つの点にふれられた。
(1)時代の潮流変化と起業の必要性
(2)起業の具体例と成否のカギ

 まず、企業にはライフサイクルがあり、人間と同じように平均寿命がある。以前は30年と言われたが、今では18年と言われている(日経BP)。それだけ変化の波が急激で、その波に乗り遅れるところは「ゆでがえる現象」が起こり、経営破たんしている。
成功企業は、常に新規事業創出を行っており、それが社内ベンチャーと言われるものである、として旭化成はじめ数社の事例を紹介された。
社内ベンチャーが成功するには次の4つの条件が必要である、と言われる。
①ベンチャーの局部化
②成功と失敗の基準の明確化
③企業家精神を体現した強烈な個性をもったプロジェクト・リーダーの存在
④高次の経営理念を企業全体が共有している
そのあとで、日米ベンチャーの比較をされたうえで、
ベンチャーは、失敗の危険性もあるが、リスクと危険は同義語ではない。リスクはチャンスと捉えることが大切で、問題なのは、失敗を恐れて成長の機会を逃すことである、と結ばれた。
(2)の「起業の具体例と成否のカギ」については、事例を中心に話され、いろいろな形態の成功例を具体的に述べられたのが印象的だった。

2.織田善行氏の講義概要:

織田善行氏は、「自分の生き方を考える」に当たって、「少死高齢化による生産年齢人口の減少、
年金財政の逼迫による年金支給開始年齢の延長」などを背景に、生涯現役時代がすぐそこにやっ
て来ている。したがって、元気な人は全員働かざるを得ないと覚悟しなければならない。
しかし、キャリアショックのなかで、一社に限定した働き方は望むべくもなく、自分で働き方
を見つける必要がある(キャリア選択)。会社任せにしないで、自らキャリアを紡いでいく必要がある。
そのうえで、これからは、「健康長寿」というのがキーワードになるだろう。「PPK(ピンピンコロリ)」の生き方にも問題があるが、その方向を目指さざるを得ないのではないか、と結ばれた。


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第八期「21世紀を担うリーダー養成講座」の修了式 [リーダー養成講座]

11月30日(土)に、第八期「21世紀を担うリーダー養成講座」(8月3日~11月30日)の発表会と修了式があった。この日は、受講生が各自30分の持ち時間で、それぞれこの講座で学んだことを仕事にどう生かしていくかを発表するものだった。
受講生はそれぞれ自分のテーマをもっていて、今後の活躍を期待できる素晴らしい発表内容だった。
発表のあと修了式、記念撮影を行って懇親会に移り、4か月間を振り返ってお互いの苦労とどの講座が面白かったかなどを話し合ってお開きとなった。皆さんの今後の活躍を期待したい。
なお、来期(第九期)は2014年8月30日~12月20日の期間に開催することが事務局から発表された。

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