21世紀を担うリーダー養成講座(8) [リーダー養成講座]

11月9日(土)に、次の2つの講座がありました。
・吉田健司氏(淑徳大学経営学部教授)の「成功する起業、失敗する起業」
・織田善行氏(塾長)の「自分の生き方を考える」

1.吉田健司氏の講義概要:
吉田氏は主に次の二つの点にふれられた。
(1)時代の潮流変化と起業の必要性
(2)起業の具体例と成否のカギ

 まず、企業にはライフサイクルがあり、人間と同じように平均寿命がある。以前は30年と言われたが、今では18年と言われている(日経BP)。それだけ変化の波が急激で、その波に乗り遅れるところは「ゆでがえる現象」が起こり、経営破たんしている。
成功企業は、常に新規事業創出を行っており、それが社内ベンチャーと言われるものである、として旭化成はじめ数社の事例を紹介された。
社内ベンチャーが成功するには次の4つの条件が必要である、と言われる。
①ベンチャーの局部化
②成功と失敗の基準の明確化
③企業家精神を体現した強烈な個性をもったプロジェクト・リーダーの存在
④高次の経営理念を企業全体が共有している
そのあとで、日米ベンチャーの比較をされたうえで、
ベンチャーは、失敗の危険性もあるが、リスクと危険は同義語ではない。リスクはチャンスと捉えることが大切で、問題なのは、失敗を恐れて成長の機会を逃すことである、と結ばれた。
(2)の「起業の具体例と成否のカギ」については、事例を中心に話され、いろいろな形態の成功例を具体的に述べられたのが印象的だった。

2.織田善行氏の講義概要:

織田善行氏は、「自分の生き方を考える」に当たって、「少死高齢化による生産年齢人口の減少、
年金財政の逼迫による年金支給開始年齢の延長」などを背景に、生涯現役時代がすぐそこにやっ
て来ている。したがって、元気な人は全員働かざるを得ないと覚悟しなければならない。
しかし、キャリアショックのなかで、一社に限定した働き方は望むべくもなく、自分で働き方
を見つける必要がある(キャリア選択)。会社任せにしないで、自らキャリアを紡いでいく必要がある。
そのうえで、これからは、「健康長寿」というのがキーワードになるだろう。「PPK(ピンピンコロリ)」の生き方にも問題があるが、その方向を目指さざるを得ないのではないか、と結ばれた。


コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。