21世紀を担うリーダー養成講座 [リーダー養成講座]

9月28日(土)に、次のお二人の講義がありました。
 ・大竹美喜氏(AFLAC創業者・最高顧問)の「創業のフロンティア―AFLACの創業」
 ・寺本博美氏(淑徳大学コミュニティ政策学部教授の「イノベーションが起こす地域活性化」

(1)大竹美喜氏の講義内容

  大竹氏は、はじめにDVD「菅生新のビジネスハンター」を見せられあと、創業時のエピソードや苦労話を紹介された。
特に、創業当時は、がん=死というイメージがあったなかで、がんに真正面から向き合うという意味を込めて病気名を商品名にした(がん保険)。今でこそがん保険はポピュラーになっているが当時は苦労した、という話は印象的だった。
 そして、ジョン・B・エイモス氏(AFLAC会長)との出会い、歴史のある日本の生保とは違ったブルーオーシャン戦略(商品、販売チャネル等)をとったことが成功の要因になった、ことなどを紹介された。
 今や企業は、企業市民としての視点をもたなければ、利益の追求だけでは誰も相手にしてもらえない。AFLACは「民間厚生省」として社会的に役にたつ会社として、お客様の役に立ち、どれだけ有益な価値を提供しているかで消費者から判断されることになる」と言われる。
 そして最後に、受講生に対して、これからのグローバル時代に必要なことは、「3つの“実”である」と言われ、それに向かって努力してほしい、と結ばれた。
  ・実力 ・実績 ・実質
  
(2)寺本博美氏の講義内容

 寺本氏は、「“これからは地方の時代である”と言われながら、少しもそうなっていない。一極集中が起こって地方は疲弊している」と問題提起され、講義のキーワードになっている次の二つのテーマについて紹介された。
・イノベーション
・グローカリズム
 そのうえで、日本における事例を紹介されながら、「多くの場合成功していない」として、専門家や行政側の対応のまずさを強調された。そして、対応策としては、
①お金ではなく、地域のもつ文化や市民の営みに焦点を当てる
②「消費者側」市民、特に若者と女性の行動や会話に五感を傾ける
ことで、イノベーションのきっかけをつかむことができる、と言われる。
紹介された事例は以下のようなものである。
①徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」
②滋賀県長浜市の黒壁
③旭川市旭山動物園
④佐賀県武雄市図書館

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