変異株の猛威 [コロナ]

大阪で4月5日からまん延防止措置が適用されたが、その直後から感染は急拡大して、8日には905人が感染し連日記録を更新している。そして吉村知事は重症病床の使用率が70.5%に達したとして「医療非常事態宣言」を打ち出した。さらに東京都はじめ多くの県にもこのまん防が適用される動きにある。その原因が変異株の急拡大にあることは間違いなさそうだ。
変異株については昨年後半イギリスで報告されていて、現在は欧州に移って猛威を振っている。WHOによると、感染力は従来型より36%~75%強く、重症化率も高いと言われている。そのため、ワクチン接種の奨励はじめ飲食店等の営業制限、外出制限など厳しい制限措置が取られている。それより遅れて、日本でもこの変異株が主力になりつつある。最近の感染者の急拡大を考えれば、学ぶべくは欧米の経験であろう。政府はまん延防止措置で対応しようとしているが、それほど甘くはない。もっと厳しい措置が必要なはずで、いま必要なことは徹底した検査の拡大であり、十分な休業補償を伴った飲食店等の営業自粛、それと強制的な外出制限だろう。当然のことながらワクチン接種も急いでほしい。今は総力戦のときだ。

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