銃を持つ民主主義 [日記]

先日、アメリカ南部テキサス州の小学校で、19人の児童に加え、子供を守ろうとした教師2名が銃による犠牲になった。犯人は18歳の少年だという。
アメリカでは銃による殺傷事件があるたびに銃規制が叫ばれるが、反対派に押し切られていつも立ち消えになってしまうのだ。トランプ前大統領にいたっては、対策として「教師に銃を持たせるべきだ」と言ってはばからない。
かつて、松尾文夫さんが「銃を持った民主主義」というタイトルをつけられた本の中で、「原点は建国の精神にあり」として、憲法でも認められている銃保有の権利を詳細に論じられている。しかし、銃の保有はあくまで自衛のためのものであり、先に撃たれれば自衛もあるまい。
この論理は国家ベースでも議論になるところだ。いつまでたっても結論の出ない議論が続き、今回も銃規制は立ち消えになってしまうのか。その間にも銃の保有が増えるという現実だけが進むのだ。


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