ウイルス禍の出口はあるのか [コロナ]

新型コロナウイルスの感染は爆発的に増加して、あっという間に2万人の大台を突破した。それに伴って、重症者も死者も増えてきた。そして、病院や宿泊療養所にも入れないで、調整中および自宅療養せざるを得ない人の数がうなぎ上りに増えているのが実態だ。明らかに医療崩壊だ。そのため、家庭内感染が増え、何の治療も受けないまま病状が急変し、自宅で亡くなっている人が増えてきている。
これに対して政府は、新たに抗体カクテル療法を認めること、酸素ステーションをつくるなど対策を打ち出しているが、これらは重症化を避ける対策であり、新規感染者を減らす対策ではない。
今は、専門家の提言である「人流を7月前半の5割まで減少」させる対策が必要な時なのに、その対策が出てこないのだ。せめて、今の10倍ぐらいのPCR検査をやってもいいのではないか。
政府は、緊急事態宣言の対象地域の拡大と延長を決定したが、それでは効果は限定的であり、もっと厳しい対策が必要になるはずだ。それがない限り、国民は納得しないだろうし、菅内閣の支持率が上がることはないだろう。
若い人たちのワクチン接種が進むまで、我々は少々の不便を覚悟する必要があるのだ。


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