オリンピックの開幕

ついにというか、やっとというか、オリンピックが今日開会式を迎える。
ここに至るまでには色々なことがあった。大会組織委員会の会長や運営担当者の辞任や解任などが続いた。しかし、最大のことは何といっても1年延期の理由になった新型コロナの感染拡大だ。１年延期したのは、その頃には感染状況も改善するだろうという希望的観測があったが、改善どころか急拡大の真っただ中にあるのだ。最悪の選択だったことは明らかだ。昨日は東京で1,979人、全国で5,397人の感染者を出し、開催期間中に10,000人を突破する可能性が出てきた。それに海外からの選手や関係者の感染も相次ぎ、菅首相が言い続けられた「感染拡大に万全を期し、安心、安全な大会にする」とはとても思えない大会になってしまった。これではとてもオリンピックの開催を喜べる気にはなれない、というのが正直な気持ちだろう。
それでも大会は開催される。開催されるからには、選手たちには活躍を期待したいし、感染については「日本に行って感染したとか、逆に海外から変異種が持ち込まれて、閉会後に感染拡大に拍車がかかる」ことのないよう万全を期してほしい。とにかく無事に終わって欲しいものだ。