今度は油圧機器メーカーのデータ改ざん

あまり聞きなれない油圧機器メーカーのＫＹＢという会社が、国の認定基準に適合していない免震装置（免震ダンパー）をデータ改ざんのうえ納品しているとして大騒ぎになっている。
これは、地震が起きたとき、揺れを小さくする機能をもつといわれ、東日本大震災以降急速に設置されてきた装置であるというが、期待したほど効果がでないということだろう。
この装置はすでに1,000件弱の建物（物件）に設置され、その数は延べ1万本を越えるという。このことは、同社の子会社の検査員が内部告発したことで発覚したという。その勇気を称えたいが、まだ臭いものにはフタをするという企業体質は変わっていないようだ。
もし、大地震が起こってこの装置を設置しているビルが倒れたらどんなことになるのだろう？