好況の中の株安 [日記]

今回のアメリカ発の株価下落は、いつもの下落とは違って、好況の中で起こってきた。すなわちアメリカでは、1月の雇用統計で賃金が8年半ぶりの上昇率となり、物価が上向くという連想がはたらいたのが原因だという(実際に長期金利が上昇)。賃金上昇は経済の強さの表れであり、そのために株価が下がるとは皮肉なことだ。
日本もそれに連動してアメリカ以上に株価が下がったが、何故か今回は、為替の変動が小幅にとどまった。通例だと、株が下がるときは安全資産とされる円が買われて円高に振れるのだが、今回はそれがなかった。背景に経済の好調があり、行き過ぎた株式相場の一調整とみなされたのかも知れない。その判断が正しいかどうかは、もう少し様子を見る必要があろう。

コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。