自尊心(2) [子育てコーチング]

自尊心について、私たちは「高い、低い」という言い方をします。すなわち、あの人は自尊心が高い(低い)人だ、と言います。この違いは何でしょうか?それは、自分を評価するときに、誰を基準にするかが関係してきます。自尊心の高い人は、自分自身を評価基準にします。一方、自尊心の低い人は他人を基準にしようとします。
他人と比べる場合、どうしても比較・競争の論理が働きます。つまり、人より勝っている、劣っているということが目に付きます。すると、あの人に勝った、負けたとなり、そこには優越感、劣等感がおきてきます。優越感とは、他人の尊厳を見下すことにより自分を相対的に高める感情であり、一方、劣等感とは相手より劣っている自分自身の尊厳を見下す感情です。いずれも非生産的な概念です。
一方、自尊心の高い人は、自分自身を評価基準に選びます。すなわち、前の自分より進歩しているかどうかを見ようとします。今日は昨日の自分より進歩しているかどうか、明日は今日より進歩するだろうかーつまり「成長」の論理です。
これらの違いが、人の成長に大きく関わってくることをしばらくの間書きたいと思っています。
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