沈丁花の花と甘い香り [季節]

朝庭に出ると、沈丁花の甘い香りが漂ってくる。春の訪れを告げる花だ。
ただ、まだ赤い蕾の部分が大部分で、これから徐々に白色の赤みを帯びた花びらに変化していくのだ。今はちょうど変化を始めたところで、赤色の部分に白色が混じっているように見えるが、時間をかけて白色の部分が増えてきて、そのうち全体が白色の花に変化していく。一つ一つをよく観察すると、ちょうど手毬状に集まって枝先に咲いてくるのがよくわかる。
その変化に合わせるかのように、甘い香りが増していくのも楽しみだ。
・ある日ふと 沈丁の香の庭となる (今井つる女)
・沈丁の香の石階(イシバシ)に佇みぬ (高浜虚子)

コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。