キャンプが始まる前の監督の「退任宣言」 [日記]

2月1日からプロ野球のキャンプが一斉に始まっている。その直前に阪神タイガースの矢野監督が「今シーズンをもって退任する」と選手の前で発表したのだ。これはあり得ない異例の行為だ。
背水の陣を敷くことで監督自身とチームの士気を高めようとしたのだろうが、監督の思惑通りになるかどうか、大きな実験が始まったといえよう。
選手たちは来年以降も球団に残るから監督が辞めるからといって士気が下がることはないだろうが、コーチ陣は監督が変われば一新されるはずだから、心穏やかではないだろう。そんな状況で、シーズンを通してチームの求心力を保てるかどうか、長いシーズンのなかでは必ず不協和音が聞こえてくるだろう。それを見越しての監督の発言だったはずだから、監督の力量は、1年後のタイガースの成績を見ればわかるというものだ。そのときに、改めて監督の事前発言の趣旨と結果に対するコメントを聞きたいものだ。

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