点火しない聖火 [日記]

北京冬季五輪の開会式には驚いた。2008年の夏季五輪の派手な演出とは打って変わって、地味だが素敵な演出を見せてもらった。おそらく冬に合わせて「雪の結晶」を統一テーマとして設定したのだろう。まず91か国の選手たちを先導するプラカードとして「雪の結晶」を活用し、最後にそれらを組み合わせて大きな聖火台として仕上げているところは、見ていて清々しかった。そして最後のハイライトとなる聖火の点火は、最終ランナーのトーチをそのまま巨大な「雪の結晶」(聖火台)の中心に差し込むという形をとったのだ。聖火は点火するものだという思い込みが崩れた瞬間であった。

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