オンラインのみの大学授業 [日記]

コロナ禍のなかで、大学は学生や教職員の安全確保のためにオンライン授業を推し進めている。そのため都内のある大学では、学部の全授業がオンラインで行われていて、学生たちは登校もできず、学校の施設を利用することさえもできない。それは学生との契約義務違反ではないかとして、学生の一人が学費の半分の返還を求めて大学を提訴する動きがあるという。
その是非は別として、学生の気持ちはよくわかる。オンラインによる授業だけなら何も大学に入学しないで通信教育を受ければよい。大学に入学したのは教授の生の声を聴き、質問し、確認できる。友達をつくって議論し、趣味を共有し、遊ぶことができる。そういったすべての機会が失われている。社会活動に参加することもできない。学生たちの悲痛な声を誰が受け止めてくれるのだろうか。

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