負けることの意味 [オリンピック]

負ける場合はどうだろう。負けることは誰にとってもうれしいことではない。むしろ悔しい、悲しいの感情が沸き起こってくるものだ。そんなとき、自尊心の低い人は「やはり自分はだめだ」と考えてしまう。
他人と比較して自分の価値を判断しようとするのだ。他人に負けたということで自分の価値が低く思えるのだ。しかし一方で、負けたのは事実だが、頑張って自分の記録を更新することができたのだから、次に頑張ってもっといい記録を出したいと思う人もいる。両者の違いこそ決定的な違いなのだ。後者は自尊心が高い人の考え方だ。つまり、自尊心の高い人は比較する相手が自分自身であり、常に成長の論理で自分を超えようと努力する人のことをいう。それに比し、自尊心の低い人は、比較する相手は常に他人であり、他人の物差しで自分を評価するものである。この違いは、人生を生きるうえで決定的な違いになって跳ね返ってくるのだ。
私たちは、自尊心の高い人間にならなければならない。

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