路傍の花(12) 芍薬(シャクヤク) [季節]

「路傍の花」とは言いにくいが、よく行くお寺の境内に華やかな大輪の花を咲かせる芍薬が見頃を迎えている。花の色は赤とピンクに近い白。芍薬の開花時期は5月~6月といわれているが、温暖化の影響で最近では4月に咲くようになっている。そのため、この時期に咲くボタン(牡丹)と見間違えることがある。そんなとき、牡丹は木、芍薬は草という見分け方で区別することにしている。
なお、名前からして薬を想像させるが、原産は中国で、この花の根を乾燥させたものを漢方薬として重宝しているようだ。但し、何に効くかは知らない。
・山門の内に芍薬 眺めつつ(山口青邨)

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