路傍の花(11)藤の花 [季節]

散歩道の途中に、行き止まりの小さな公園があり、そこに藤の花が咲いている。
きちんとした藤棚もあり、手入れされているので春の風物となっている。
マメ科のつる植物とはいえ、大きくなると幹が木質化するのも特徴だ。
藤棚の下に設置してあるベンチに座って、つるの先に垂れ下がるように咲いている藤の花が、風に吹かれて揺れるところを見ていると、時間が止まったように感じられる昼下がりだ。
・てのひらに藤房一つ花こぼす (山口青邨)
・吹かれてはもつれてとけて藤の花 (正岡子規)

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