路傍の花(6)タンポポ [季節]

路傍の花といえば、黄色い花をつけたタンポポはその最たるものだろう。タンポポを庭に植えたり、プランターに植えたりしたのを見たことはない。自然発生的に生えてきたというのがこの花の特長だろう。咲き終わった後に、綿毛のついた種子が風によって飛び散って、道端の、しかも(都会では)アスファルトの裂け目に落ちて、そこから生えてくるというイメージがある。絵本に出てくるような生育パターンだ。
・たんぽぽの ぽぽと綿毛の 立にけり (加藤楸邨)
・たんぽぽや 日はいつまでも 大空に (中村汀女)
・たんぽぽの 皆上向きて 正午なり  (星野立子)


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