「赤毛のアン」の居場所（２）

アンは二人に厳しいが愛情をもって育てられた。そしてアンも二人をこよなく愛した。
二人のもとに引き取られて２週間後に、アンは新しい家庭を“わが家”として実感できた。
「家へ帰るってうれしいものね。自分の家と決まったところへ帰るのはね」とアンは言った。「あたし、もうグリン・ゲイブルスが大好きになってしまったの。いままで、どこも好きにならなかったのだけれど、自分の家みたいな気がするところは、どこもなかったの。ああ、マリラ、あたしはほんとうにしあわせだわ。いますぐにだってお祈りしろって言われれば、できるって気持ちだわ」

後半のところでも、同じモチーフが語られている。
アンが4日間家を空けて帰ってきたときのことである。
夕食のあと、アンは炉の前に、マシュウとマリラの間にすわり、町でのことをすっかり話して聞かせ、最後にうれしそうに、「とてもすばらしかったわ。あたしの生涯で画期的なことになると思うの。でもいちばんよかったことは家へ帰ってくることだったわ」

*AMMの紹介コースを開きますので、お気軽に参加ください。
６月１2日（水）１８：３０－２０：００
場所：ＡＣＣ会議室
千代田区外神田1-1-5昌平橋ビル２Ｆ　03-3257-8848
＊「自己イメージ」の大切さ、そのつくられ方とつくり方について紹介します。
参加費：1,000円

AMMについてのお問い合わせは下記をご覧ください。
アドベンチャーコーチンググループサイト
http://sakurasakujinsei.com/adventurecoaching/

「赤毛のアン」のアイデンティティ

女学生になって二人から離れて生活することになったとき、アンはマリラに次のように言って慰めようとする。今では「自分はなにものか」を確かなものにしていることがうかがえる。

「マリラ」アンはマリラの膝に座ると、両手にマリラのしわのよった顔をはさんで、まじめな目つきでやさしくマリラの目をのぞきこんだ。「あたしはちっとも変っていないわ―ほんとに、いつも同じアンよ。ただ刈り込みをしたり、枝をひろげたりしただけなの。ほんとうのあたしは―そのうしろにいて―同じなのよ。あたしがどこへ行こうと、外側がどんなに変ろうと、ちっともちがいはないのよ。心はいつまでもマリラの小さなアンなのよ。毎日毎日、日一日とマリラとマシュウ小父さんと、このなつかしいグリン・ゲイブルスが好きになる一方なのよ。

*AMMの紹介コースを開きますので、お気軽に参加ください。
＊「自己イメージ」の大切さ、そのつくられ方とつくり方について紹介します。
6月12日（水）１８：３０－２０：００
場所：ＡＣＣ会議室
千代田区外神田1-1-5昌平橋ビル２Ｆ　03-3257-8848
参加費：1,000円

AMMについてのお問い合わせは下記をご覧ください。
アドベンチャーコーチンググループサイト
http://sakurasakujinsei.com/adventurecoaching/

「赤毛のアン」の居場所(3)

アンにそこまで言わせるものは何だろう？
孤児で根無し草のような生活を送っていたアンは、老兄妹のもとで安心して生活ができるようになったこと、それにダイアナという生涯の友人をもてたことなどから、「ここが自分の居場所だ」と思えるようになった。つまり生きる基盤ができたのである。
好奇心が強く、空想好きのアンはグリン・ゲイブルスの家を拠点にしていつでも空想の羽を伸ばすことができた。そして、それを基盤にしてアンは交友関係と活動範囲を広げていく。広げていっても、いつでも自分を待っていてくれる人がいる居場所に帰ることができると確信がもてるようになった。
居場所とは、そこで自分自身であることを取り戻すことのできる場所である。つまりアイデンティティを確認できる場所のことである。
アンはグリン・ゲイブルスにそれを手に入れたのである。

*AMMの紹介コースを開きますので、お気軽に参加ください。
＊「自己イメージ」の大切さ、そのつくられ方とつくり方について紹介します。
6月12日（水）１８：３０－２０：００
場所：ＡＣＣ会議室
千代田区外神田1-1-5昌平橋ビル２Ｆ　03-3257-8848
参加費：1,000円

AMMについてのお問い合わせは下記をご覧ください。
アドベンチャーコーチンググループサイト
http://sakurasakujinsei.com/adventurecoaching/

快適ゾーンから出る（１）

人は快適ゾーンのなかにいると、居心地がよいものだから、そこから出ようとしなくなります。そこにいると、リラックスできて自分らしく振る舞えるわけですから、いつまでもそこに留まろうとする心理が働きます。
しかし、いつもそうできるわけではないのが現実です。そこ（快適ゾーン）から出ようとすると、内に引き戻そうとする力が働くし、たとえそこから出たとしても、早く元の快適ゾーンに戻ろうとします。
そして、快適ゾーンの外で何かをしようとすると、なかなか上手くいかなかったり、ストレスや不安を感じるようになります。
そのときの身体の反応をみればすぐにわかります。
・心臓がどきどきする
・呼吸のペースが速くなる
・手に汗がでる
などで、快適ゾーンから出たときのシグナルです。

*AMMの紹介コースを開きますので、お気軽に参加ください。
＊「自己イメージ」の大切さ、そのつくられ方とつくり方について紹介します。
6月12日（水）１８：３０－２０：００
場所：ＡＣＣ会議室
千代田区外神田1-1-5昌平橋ビル２Ｆ　03-3257-8848
参加費：1,000円

AMMについてのお問い合わせは下記をご覧ください。
アドベンチャーコーチンググループサイト セカンドキャリア
http://sakurasakujinsei.com/adventurecoaching/

快適ゾーンから出る（２）

そのようなシグナルは大抵自覚できます。
快適ゾーンから出ると普段どおりの行動が取れなくなり、その結果効率は下がり、思い通りの結果を出せないことになるのです。
そのときの反応は２種類あります。
一つは、元の快適ゾーンにもどろうとすること。
そして、それが叶わない（元の快適ゾーンにもどれない）ことがわかると、新しい環境のなかに「快適ゾーン」を再現しようとします。
それは、潜在意識のなかにある自己イメージのなせる業で、無意識のうちに自分らしく振舞える領域すなわち快適ゾーンをつくろうとするのです。

*AMMの紹介コースを開きますので、お気軽に参加ください。
＊「自己イメージ」の大切さ、そのつくられ方とつくり方について紹介します。
6月12日（水）１８：３０－２０：００
場所：ＡＣＣ会議室
千代田区外神田1-1-5昌平橋ビル２Ｆ　03-3257-8848
参加費：1,000円

AMMについてのお問い合わせは下記をご覧ください。
アドベンチャーコーチンググループサイト セカンドキャリア
http://sakurasakujinsei.com/adventurecoaching/

快適ゾーンの実例（３）

「快適ゾーン」がいかに人をコントロールするか、一つ例をあげて説明しましょう。
月平均４件の保険を売るセールスマンの例です。このセールスマンは、何年もの間、だいたい月平均４件のペースで保険を販売してきましたから、これが自分の実力だという「自己イメージ」をもっています。
この人は、月の３週目までに１件しか売れないときがあると、（これは自分らしくない）と思い、最後の週には４件までもっていこうとして頑張ります。
一方で、１周目に４件売れると、「自己イメージ」が作用して「これで十分だ」と判断し、２週目以降のペースを落としてしまいます。なぜなら、週４件売るのが自分らしいことで、それ以上売るのは自分らしくないと判断するからです。それでも６件売れた場合には、できすぎだと思って、２件翌月回しにしようとします。
そして、翌月には新規に挙げるのは2件で、繰越の2件と合わせて4件としてつじつまを合わすことになるのです。

*AMMの紹介コースを開きますので、お気軽に参加ください。
＊「自己イメージ」の大切さ、そのつくられ方とつくり方について紹介します。
6月12日（水）１８：３０－２０：００
場所：ＡＣＣ会議室
千代田区外神田1-1-5昌平橋ビル２Ｆ　03-3257-8848
参加費：1,000円

AMMについてのお問い合わせは下記をご覧ください。
アドベンチャーコーチンググループサイト セカンドキャリア
http://sakurasakujinsei.com/adventurecoaching/

快適ゾーンの実例（４）

ゴルフでも同じようなことが起こります。
ゴルフでは過去のプレイ実績に合わせてハンディキャップが決められますが、このハンディキャップが自己イメージの働きをします。
すなわち、ホール毎には好不調の波があっても、終わってみるとだいたいハンディキャップどおりの（自己イメージどおりの）スコアになってしまいます。
すなわち、自己イメージ以下の成果しか挙がらないときは、快適ゾーンにもどるまで普段以上の努力をし始め、逆に自己イメージ以上の成果が挙がってしまうと、元にもどるまで「自己イメージ」のほうが行動にブレーキをかけてしまうのです。

*AMMの紹介コースを開きますので、お気軽に参加ください。
＊「自己イメージ」の大切さ、そのつくられ方とつくり方について紹介します。
6月12日（水）１８：３０－２０：００
場所：ＡＣＣ会議室
千代田区外神田1-1-5昌平橋ビル２Ｆ　03-3257-8848
参加費：1,000円

AMMについてのお問い合わせは下記をご覧ください。
アドベンチャーコーチンググループサイト セカンドキャリア
http://sakurasakujinsei.com/adventurecoaching/