最後に [ジョブ・クラフティング]

Ⅱ.働き方(仕事)の変化―ジョブ・クラフティング   

最後に
いかがでしょうか。
自分でも個人的にやってみようと思っていただけたら幸いです。もしそう感じていただけない場合は、それは私の説得力不足だと思います。その場合は、だまされたと思ってやってみてください。やってみて初めてその良さを納得していただけると思います。
また、そんな良いことはわかったが、悪いことはないのか?という質問を受けることもあります。
そこで最後に、JCについての注意点を書いておきたいと思います。

JCは確かに大きなメリットがありますが、それは良いことばかりではありません。両刃の剣になりうることです。
というのは、JCはあくまで個人(従業員)の自主的な活動ですが、組織(会社)側にその受け入れ体勢がなければ、従業員はやる気をなくしてしまう可能性が強くなるということです。
つまり、従業員が自分の仕事を見直して自主的に仕事の改善を図ろうとしているのに、組織や上司が“勝手なことをしている”と受け止めればどうなるか・・・あきらめて最低限にしか仕事をしなくなるか、最悪の場合、会社を辞めていくことになるかもしれません。停滞している企業でよく見かける風景です。

つまり、従業員のほうがその気になって仕事の改善をしようとしているのに、会社のほうでは旧態依然としたやり方をするならば、従業員の心は会社から離れていくことになることが予想されます。
従業員にそういった仕事に対する態度―それも前向きな態度―を期待するのであれば、そういった社員を部下として持つ上司は、それをサポートする必要があるし、会社もそれを受け止めて制度として評価・支援する方策を考える必要があるということです。
最悪の場合でも、研修をカフェテリア・プランの中に組み込んで、進んで勉強しようとする社員を支援することが必要になります。
・URL: http://www.ad-coach.jp
・ご意見・相談があればご連絡ください:oda@ad-coach.jp



コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。