香港はどこへ行く [日記]

 政府への抗議デモが続いていた香港で、11月24日に区議会選挙があり、民主派が圧勝した。452議席のうち、385議席(85.2%)を獲得した。改選前は親中派が過半数を占め、民主派の議席は30%だったことを考えれば、政府へのデモを支持する民意が示されたことになるのだろう。これによって、民主派は中国寄りの政策に歯止めをかけ、普通選挙の実現や警察の暴力を検証する委員会を設置するよう求めていくことになりそうだ。
一方、行政長官は「政府は市民の意見に耳を傾ける」と表明したが、中国政府は「香港の問題は中国内政に属する」として、はやくも牽制球をなげている。ただ、民意が示された以上、50年間は「一国二制度」を維持するという原則に風穴を開けようとしている中国政府も性急にことを運ぶことはできないのではないか。中国政府の出方次第では、まだまだ紛糾しそうな状勢である。

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