人生の正午(11) [男の居場所]

 ユングは、人生の折り返し点を40歳とし、人生の正午という言い方をした。太陽は真上に輝き、自分の影も映らない。人生で一番輝いているときだ。しかし、それを実感できることはまずないだろう。
なぜなら、体力のほうは40歳になるまでにピークを過ぎるが、仕事を通じての会社内での地位や社会的立場はその後も上がり続けるから、ピークはもっと後にくると思ってしまうからだ。
つまり、肉体的には“もう若くない”と感じても、精神的には“まだ老いていない、これからだ”と将来に対して楽観的になることができるのだ。

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