21世紀を担うリーダー養成講座(5回目) [リーダー養成講座]

12月8日(土)、次のお二人の講義がありました。
1.大竹美喜氏(AFLAC創業者・最高顧問)の「リスクを負うということーAFLACの創業」
2.倉重英樹氏(株式会社シグマクシス取締役会長)の「グローバル経営に挑む」

(1)大竹美喜氏の「リスクを負うということーAFLACの創業」の講義要旨
大竹氏は、はじめに2年前に取材を受けた番組のDVD「菅生新のビジネスハンター」を披露され、創業時のエピソードや苦労を語られた。そして、リーダーは責任を取り、リスケの請負人にならなければならないと言われる。
そのあとで、日本は次のようなことを実現した稀に見る国家であり、まだまだ成長の余地を残している。
①工業化を成し遂げた
②その過程で公害を出したがそれを克服した
③石油ショックを克服した
④世界一の長寿国になった
  これからはグローバル時代に通用する人材教育に力を入れる必要である。そのためには、日本というムラ社会から飛び出して、複数のモノサシをもって(複眼で)経営を語れる人が求められる。そして、規制緩和をして、民でできることは民に任せる―民間の活力を活用することで日本を再生できる。イノベーションこそこれから必要なことであり、やりたいことが決まったら、「選択と集中」の戦略が必要になる。
   
(2)倉重英樹氏の「グローバル経営に挑む」の講義要旨
倉重氏は、はじめに「グローバル時代とは、国体がオリンピックになったようなものだ」と言われる。すなわち、日本で一番強い人と競っていたのが、世界で一番強い人と競わなければならない。国内にいても世界で一番強い人たちと戦っても勝てる経営をやらなければならない時代になった、と言われる。
そのうえで、主に次の2つのことを中心に講義された。
①(世界的に)人口が増加している
②工業社会から知識社会への変化
まず、人口増加について。増加が顕著だけでなく、格差が拡がっている(貧困国、新興国、先進国)ところに問題がある。そして、先進国は人口ボーナス期(就業人口/14歳以下の人口+年金受給者数の割合が1以上)を過ぎており、経済成長が止まるという特徴がみられる(日本は1990年に過ぎた)。
 次に、工業社会から知識社会への移行について話された。
知識社会とは、「知識が社会のなかで一番重要な資源になる」ことである、として、工業社会と対比させながら知識社会のビジネス環境の特徴を述べられた。
・ビジネス社会:デジタル化、グローバル化、ソリューション
・知識社会  :テロリズム、自然災害、G0
そして、知識社会のなかで持続的成長を維持するためにはイノベーションが必要だとされる。
そのあとで、現在CEOとして経営されている(株)シグマクシスの設計8原則について具体的に話された。
①ワークスタイルの明確化
②社員の能力開発制度化
③ナレッジシェアリング
④ライフ/ワークバランス支援
⑤モバイルワーク環境
⑥未来会計とリスク管理
⑦経営の高レベルの可視化
⑧リアルタイム情報システム
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