下り坂の社会(6) [日記]

戦後、豊かになれば幸せになれる、としてがむしゃらに頑張ってきた日本人。しかし豊かにはなったが、幸せだと言えない社会をつくってしまった。しかもその豊かさが徐々に失われようとしている。それを止めることはできない。五木氏は現代を「下山の時代」と表現し、いま必要なのは「下山の思想」だと言う。日本には登山の思想はあっても、下山の思想はない、というのが五木氏の指摘である。
登るときは皆一緒に歩調を合わせて歩けばよかった。つまずけば誰かが助けてくれたが、下るときは皆ばらばらで一人で下山しなければならない。誰も助けてくれない。一人ひとりが下りながら「生きる意味」を自らに問いかけなければならないのだ。
      

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